神戸市における保育所の『待機児童数』は4年連続「ゼロ」という結果に。「保留児童」は824人

神戸市が、2025年4月1日時点での保育所の『待機児童数』を発表してます。

国の「保育所等利用待機児童数調査」に基づくと、神戸市の『待機児童数』は4年連続でゼロとなったようです。

過去10年間の推移を示すグラフを見てみましょう。青色の線が「利用申込者の数」で、ピンク色の線が「待機児童の数」です。

2018年をピークに、2021年までの3年間で待機児童は一気に減少し、2022年以降は4年間「ゼロ」が続いてるみたいです。

ただし、国の調査基準に基づいた場合に「待機児童ゼロ」という結果が出ている一方で、「保留児童」=いわゆる「隠れ待機児童」の数も公開されてます。次のような場合が該当します。

・他に利用可能な施設などがあるにもかかわらず、特定の施設等を希望している
・4月1日に育児休業を取得していて、保育所などへ入所できた際に復職する意思が確認できない
・求職活動を休止している

「隠れ待機児童」について詳しく知りたい人はぜひ過去の記事も読んでみてくださいね。

神戸・明石・西宮の『待機児童問題』を比べてみた!どの市が子育てしやすいん?

2023年3月29日

4月1日時点での「保留児童」は824人という結果に。前年の923人に比べて、99人減となりました。

神戸市全体での「保留児童」824人のうち、各区の内訳はこんな感じです。

全11区のうち、7区で前年よりも「保留児童」が減少。垂水区は昨年とまったく同じ人数でした。兵庫区・北区(本区)・西区では、5~13人という数字ではありますが前年よりも保留児童の数が増加したようですね。

神戸市は「今後も引き続き、地域毎の保育ニーズをきめ細かく把握し、多様な保育ニーズへの対応や、保育人材の確保対策などに努めていくことで、安心して子育てができるまちの実現を目指していく」としています。

 

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やよい

「推し」のライブによく出没します。

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