
2026年卒の神戸大学、旧帝大、早慶学生らに聞いた『就職人気企業ランキング』が発表されました。学生動向が大きく動いた一年だったそうです。
このランキングは、新卒採用支援やHR事業を手がけるリーディングマーク社が集計したもので、旧帝大や神戸大学などの学生を対象に実施。有効回答数は2,051名でした。
調査概要
調査対象:2026年卒予定の、東京大学・慶應義塾大学・早稲田大学・一橋大学・東京科学大学(旧東京工業大学)・京都大学・大阪大学・神戸大学・北海道大学・東北大学・名古屋大学・九州大学の大学生、大学院生
調査期間:2025年1月4日~2025年3月4日
調査方法:合同説明会、または会員へのWEBアンケートにより回収。選社企業は、弊社にてリストアップした約400社や自由回答で記載された企業より学生1人につき第一志望企業群(5社)を選定 *公式ランキング
有効回答:2,051名( 男性69.8%、女性30.2% / 文系55.4%、理系43.2%、その他1.4%)
最上位校生:旧帝大(北大、東北大、東大、名大、京大、阪大、九大)、慶大、早大、一橋大、東京科学大(旧東京工業大学)、神戸大を指す

上位50社はこちら。日本を代表する総合商社として「5大商社」と言われる「三菱商事」「伊藤忠商事」「三井物産」「丸紅」「住友商事」が、前年調査に引き続きトップ5に。
次いで「三菱UFJ銀行」「三井住友銀行」「日本政策投資銀行」などがトップ10に入りました。
IT系では「NTTデータ」(10位)、「楽天」(13位)などが、前年比で順位が下がったものの高い人気を堅持しています。

51~100位では、「Google」(54位タイ)や「アマゾンジャパン(Amazon)」(83位タイ)、「アップル」(96位タイ)といった海外の大手企業もランクインしています。
前年より大きく順位を上げたのは、48位タイの「日本銀行」(前年96位)、59位の「JFEスチール」(前年120位)、75位「みずほ証券」(前年178位)など。神戸市に本社がある「川崎重工業」は前年129位から今年は61位に入りました。
集計したリーディングマーク社は、総合商社とメガバンク、政府系金融、ITが人気傾向で、コンサルの人気はピークアウト。学生動向が大きく動いた一年だと分析しています。

22卒~26卒を対象にした「就活を始めた時期」では、4月時点で開始している学生は約37%にとどまるものの、6月時点では68.8%と7割弱が就活をスタート。
前年調査と比べると、4月までに開始する学生は8%増、6月時点では3.5%増加したそうです。

「就活先絞り込み時期」については、12月時点で6割弱の58.8%。3月時点では9割近い学生が、志望企業上位5社を決めているみたい。
前年調査比だと、12月時点で7.3%、3月時点では4.4%といずれも増加したそう。
「就活をはじめる時期」と「就職先を絞り込む時期」が早期化していることがうかがえます。

企業に魅力を感じる要素を40項目から選んでもらったところ、前年調査時と同様に「将来的な高所得の見通し」が最多に。「企業の強い社会的責任感」「チャレンジ性のある仕事」が続きました。
上位10項目をみると、順位の変動はあったものの選ばれた項目は前年と同じだったんだそう。
つまりこうした魅力を効果的に伝えられたかどうかが、26年卒を採用する重要なポイントといえそうです。
別の就職情報会社も先日、26年卒の大学生を対象にした「就職企業人気ランキング」を発表。神戸の企業では今回も挙がった川崎重工業のほか「アシックス」「フェリシモ」なども上位に選ばれていました。
◆関連リンク
・ミキワメ就活 – 公式サイト
あさみ
「今年こそダイエット」が口癖です。
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