日本で唯一『ホテルに建つ公式灯台』が一般公開。神戸海上保安部による「ガイド」も。神戸メリケンパークオリエンタルホテル

ライター:ゆう

阪神・淡路大震災で被災した旧オリエンタルホテルから受け継いだ「灯台」が、灯台記念日にあわせて一般公開されます。

ホテルに建つ公式灯台 一般公開

2025年11月1日(土)
神戸メリケンパークオリエンタルホテル


神戸市中央区波止場町5-6

メリケンパークにある「神戸メリケンパークオリエンタルホテル」は、周囲270度を海に囲まれたロケーションのリゾートホテルで、阪神・淡路大震災が発生した1995年7月にオープンしました。

今回公開されるのは、日本で唯一の「ホテルに建つ公式灯台」として知られる、神戸メリケンパークオリエンタルホテルの灯台。

見学は予約不要で、参加費も無料です。神戸海上保安部による「灯台の役割や歴史」などを学ぶガイドもついてます。

ちなみに、この灯台の始まりは、旧「オリエンタルホテル」が神戸市中央区京町に移転した際「港町・神戸のシンボルに」と、日本で初めてホテルの屋上に設置した1964年のこと。

阪神・淡路大震災に被災し、神戸メリケンパークオリエンタルホテルへ継承され、1995年(平成7年)7月7日、オープニングレセプションの日、午後7時7分に777発の花火とともに灯台は点灯を再開しました。

旧「オリエンタルホテル」から受け継いだものは、灯台以外にも。

ひとつは、1956年に昭和天皇が神戸に来たときに見た神戸みなと祭・海上提灯行列の夜景の印象を詠んだ「昭和天皇の歌碑」です。灯台とともにホテル14階南側バルコニーに設置されています。

もうひとつは、2体の「鬼瓦」。1964年に日本最古級の西洋式ホテルとされる旧「オリエンタルホテル」が京町25番地に移転したときに設置されました。

その後、神戸開港150年を迎えた2017年に、神戸メリケンパークオリエンタルホテルの正面玄関、神戸の街に向いた位置に再設置。今でも、誰でも見られるようになっています。

「神戸の平和を護り続けるシンボルとして役立てたい。そして震災復興の証として震災の年に多くの皆さまの協力を得て開業し、神戸とともに歩んできたホテルとして受け継がれた文化を継承したい」という思いだったそうですよ。

日時
2025年11月1日(土)15:00~17:00
【神戸海上保安部職員による灯台ガイド】第1部:15:30~・第2部:16:30~(約15分程度)
※雨天決行、荒天中止
※上記時間内、どなたでも見学できます。
※状況により公開を中止される場合がございます。
※最新情報は随時ホテル公式サイトより案内があります。

場所
ホテル館内14階 バルコニー

参加費
無料 ※予約不要


今年は土曜日の開催ですね。三宮元町エリアでのショッピングなどおでかけの帰りに立ち寄ってみてはいかがでしょうか。

◆関連リンク
神戸メリケンパークオリエンタルホテル – 公式サイト

 

この記事を書いた人

ゆう

神戸で生まれ育った神戸っ子。趣味は、自然に癒やされながらの散歩とサイクリング。プリンが大好物のよく笑う人です。

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