
神戸に縁がある有名パティシエ3人が、神戸・北野を舞台に新たなブランドを立ち上げることが予告されていましたが、ブランド名と第1弾商品について発表されました。
「モンサンクレール」などで知られるパティシエの辻口博啓さん、「アンテノール」などを手がけるエーデルワイス創業者の故・比屋根毅さん、「パティシエ エス コヤマ」のパティシエ小山進さんによる新ブランドが、神戸北野ノスタから誕生することが先日予告されてました。
ブランド名は「ザ・ガトーブラザーズ」。ロゴにはコックコート姿の3人をイメージした、ひとつの蓋(クローシュ)をともに担ぐ姿のイラストが描かれています。
単なるコラボレーションや商品企画の枠を超え、神戸・北野という日本の洋菓子文化の重要な文脈を持つ地において、その系譜と精神を次代へ継承することを目的としたブランドなんだそう。
ブランド名には互いを敬い、支え合い、次の世代へ文化を手渡していく“兄弟”のような関係でありたい という想いが込められているそうです。

第1弾商品は、3人それぞれのノスタルジア(原風景・原点・記憶)をテーマにした「ノスタルジア」です。
日本の洋菓子文化が形成、発展してきた時代の思想や技術を、現代の素材と感性によって再構築するというコンセプトみたい。
3個入りの「NOSTALGIA アソート」(1,598円)と、6個入りの「NOSTALGIA プライム」(2,678円)の2種類で展開し、それぞれの中身は重復しない特別なラインアップなんだそうです。

辻口シェフは「小学校三年生のときに食べたショートケーキの記憶が、いまの自分の出発点です。
あの時のおいしいという純粋な感動を、今も菓子づくりの基準にしています」と語っています。
「私の20代の頃、神戸はパティシエの発祥の地、あるいは聖地のような存在でした。異国文化の流入によって日本の食文化が更新されてきた、その象徴のひとつがこの街だと思っています」(辻口シェフ)
サブレ、フィナンシェ、キャラメルといった洋菓子文化が日本に根付いていった時代を象徴する要素をモチーフに、神戸という街そのものが担ってきた文化的役割をお菓子で表現しているんだとか。

故・比屋根シェフが創業したエーデルワイスは、日本の洋菓子文化の礎を築いてきた企業。アンテノールはその理念と技術の系譜を受け継ぐブランドして、神戸・北野に誕生しました。
北野を選んだ理由は、この街が「西洋文化と日本文化が交わり、新しい価値を生む場所」だと確信していたから、なんだそう。
神戸に根ざした洋菓子の歴史と、贈答菓子文化としての完成度を感じさせる焼き菓子に仕上げたそうです。

小山シェフの原点は、19歳から修業を積んだ神戸北野坂の「スイス菓子ハイジ」にあります。
「父が『俺、神戸の職人にケーキを教えてもらったんや』と話してくれたことが、僕の中で“神戸=憧れの洋菓子の街”になりました」(小山シェフ)
今回の菓子はすべて「天国の、スイス菓子ハイジで出会った前田昌宏社長に“できました”と報告するような気持ち」で作られたもの。
当時のレシピを、今の技術で再構築する。それは、自分自身の原点へのオマージュでもあるそうです。
NOSTALGIAアソート

カボスキャラメル(辻口シェフ)
ほろ苦さを際立たせたキャラメル生地にチョコチップを散りばめ、甘味と食感に奥行きを持たせています。カカオポッドを象ったフォルムには、ショコラトリーとしてのアイデンティティも込められています。

ガレットブルトンヌショコラ(比屋根シェフ)
厳選した国産バターをふんだんに使用し、深いコクと豊かな風味を実現。きび糖のやさしい甘さが加わり、自然の甘みが引き立つ上品な味わいに仕上げました。濃厚なココアパウダーとチョコチップが織りなすリッチなチョコレートの香りは、一口食べるだけで至福のひとときをお届けします。

くるみとふすまのクッキー(小山シェフ)
ハイジ時代、前田社長と語り合った多くの時間を、今でも海外出張先のホテルでふと思い出すことがあります。「俺はくるみとふすまのクッキーが好きや!」その一言を思い出しながら、当時の僕には作れなかった「今の僕だから作れるクッキー」を焼き上げました。
NOSTALGIAプライム

フィナンシェショコラアブリコ(辻口シェフ)
生地に米粉をブレンドすることで軽い食感に仕上げたフィナンシェショコラ。甘酸っぱいアプリコットが、濃厚なショコラの味わいを引き立てます。仕上げにシュトロイゼルショコラをのせ焼き上げ、食感のアクセントに。

サブレアールグレイ(辻口シェフ)
厚焼きに仕立てたサブレに、香り高いアールグレイを贅沢に使用。バターのまろやかなコクとともに、紅茶の華やかな余韻がゆっくりと広がります。「焼菓子というシンプルな形式の中で、香りの記憶をどこまで美しく表現できるか」というテーマから生まれた一枚です。

オールド・ファッション・ショコラ(比屋根シェフ)
ダーク&ミルクのクーベルチュールチョコレートを贅沢に使用した濃厚なガトーショコラです。湯煎焼きでじっくりと仕上げたことで、しっとりとした食感と芳醇な味わいを実現。グリオットチェリーの洋酒漬けをアクセントとして使用。

ガレットブルトンヌマカダミア(比屋根シェフ)
国産バターとまろやかな甘味を引き立てるきび糖、芳醇な香りのバニラとラム酒、石臼挽の粉、そして味を際立たせる少量のフランス産塩を使用した贅沢な焼き菓子です。表面には濃厚な風味が楽しめるマカダミアナッツを一粒ずつ丁寧にトッピングし、しっとりとした食感と香ばしさを追求しました。

ブッタークーヘン(小山シェフ)
前田社長がバターケーキのことを「ブッタークーヘン」と呼んでいた記憶から生まれた一品。レモンの爽やかさを加えることで、バターのコクに軽やかさと輪郭を与えています。

カカオフルーツとパッションフルーツのメレンゲ(小山シェフ)
生前、「メレンゲの美味しいお菓子を作ってくれ」と言われ続けていた記憶から着想。当時は存在しなかった素材と技法を用い、軽やかさと果実味を併せ持つ構成に再構築しています。また、天国の社長に「できました」と報告するような気持ちで仕上げました。
商品名・価格
NOSTALGIAアソート(3個入り 1,598円)
NOSTALGIAプライム(6個入り 2,678円)
発売日
2026年1月23日(金)
販売場所
神戸北野ノスタ1階 NOSTA SWEETS(営業時間 10:00〜18:00)
3人の想いや体験など、深いストーリーとともに楽しめるスイーツみたいです。「NOSTALGIA」シリーズを購入した先着300人に、発売記念特典として「ザ・ガトーブラザーズ オリジナルロゴステッカー」をプレゼントするそうですよ。
◆関連リンク
・神戸北野ノスタ – 公式サイト









































あさみ
「今年こそダイエット」が口癖です。
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