道の駅「神戸フルーツ・フラワーパーク 大沢」に設置する「BE KOBE」モニュメントについて、公募型プロポーザルが実施されていましたが、「茅葺き屋根の古茅(ふるかや )」を使用したデザインを提案した「株式会社くさかんむり」が選定されました。
神戸市北区大沢町上大沢2150
くさかんむりは、神戸市北区淡河町を拠点に、 伝統的な茅葺きの修復や、茅葺きの様々な活用を行っている会社です。
神戸には700棟もの茅葺き民家があり、このうち9割は屋根全体が金属板で覆われたかたちで、残りは茅が見えている状態で維持されており、神戸の里山風景を形成しています。
提案では、金属板に覆われた茅葺きの見立てとして、金属板の下に古い茅葺きが眠っていることを知り、神戸の里山の風景の見え方を深めるきっかけとなるようなBEKOBEモニュメントとするとしています。
今回の選定理由として、下記のように評価されています。
本提案はモニュメントの材料に神戸の茅葺き屋根の古茅が使用されていることから、神戸の「茅葺き」について知り、里山地域に目を向けるきっかけとなっており、訪れる人が地域の歴史や文化に触れ、人と交流することで、里山地域の活性化とその魅力発信の効果が期待されることが評価された。
また、年数経過により茅や鉄の外面の風合い変化自体もモニュメントの製作意図に含まれ、市内にある他のBEKOBEモニュメントとは違った魅力を出すことができるデザインとなっており、さらにモニュメントと同じ材料を使用した撮影台により、来訪者のSNS発信等を促す仕組みとなっていることも評価された。
今年度の事業として、3月末までには設置される見込みですので、完成が楽しみですね。
神戸ジャーナル 編集部
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