「神戸発祥の総合商社の源流・鈴木商店を知る」講演会『鈴木商店・鉄軌道への係わり』6/30 神戸ポートオアシス

開港間もない明治7年(1874年)に、神戸で洋糖引取商として創業した鈴木商店。

大正期には日本一の年商を誇った“幻の総合商社”が、昭和2年(1927年)に破綻するまでの波乱の歴史について、様々な観点から、講演会・勉強会を実施します。

第1回 神戸発祥の総合商社の源流・鈴木商店を知る 講演会
鈴木商店・鉄軌道への係わり~企業と鉄軌道を計画し地域の発展を支えた。~

2018年6月30日(土)14:00~15:00
神戸ポートオアシス 5階 502会議室


神戸市中央区新港町5-2

講師
小林善彦氏(一般社団法人「交通環境整備ネットワーク」会員、「神鉄サポーターズ倶楽部」会員、特定非営利活動法人「須磨歴史倶楽部」理事長)

講演概要
鈴木商店の鉄道事業は、兵庫県但馬地区の鉱石等の運搬用鉱山鉄道「但馬軽便鉄道」から始まった。旅客輸送としての鉄道事業は、佐賀・久留米間に計画された「肥筑軌道」、山口県下関に運行された路面電車「山陽電気軌道」、朝鮮半島南部に敷設された「南朝鮮鉄道」等がある。

さらに炭鉱事業と共に石炭運搬を担った「帝国炭業・鞍手軽便鉄道」、「羽幌炭砿鉄道」と多彩な事業を展開した。

鈴木商店が手掛け、地域の発展に貢献した鉄道事業それぞれについて振り返る。

・但馬軽便鉄道(兵庫県豊岡市・未成線)
・防石鉄道(山口県防府市・途中経営参加)
・山陽電気軌道(山口県下関市・経営参加)
・肥筑鉄道(佐賀県佐賀市・経営参加)
・羽幌炭礦鉄道(北海道羽幌市・経営参加)
・鞍手軽便鉄道
・神戸地下鉄道(未許可)
・阪神海岸鉄道の計画に参加(未成線)

参加料
無料

申込方法
下記の申し込み先に、電話でイベント名(「鈴木商店」講演会)と、参加者全員の住所・氏名・電話番号をお伝えください。申し込みは、6月8日(金)から先着順(60名)となります。

申し込み・問い合わせ先
神戸市イベント案内・申込センター 078-333-3372(年中無休 9:00~21:00)

今後の予定
《講演会》
9月8日(土)「鈴木商店と造船事業」
12月15日(土)「鈴木商店と関門コンビナート」
3月9日(土)「鈴木商店土佐派と商館派」
《勉強会(ワークショップ)》鈴木商店関係書簡から鈴木商店の実像に迫る
様々なテーマに沿った勉強会を実施します(テキストあり)
8月25日(土)①東京ステーションホテルを立去るに臨んで②柳田富士松の病状と死③羽幌炭砿の件
10月27日(土)天下三分の宣誓書から読み取れるもの
1月26日(土)①関門調査による彦島活用の件②再製樟脳契約継続の件③大連支店長平高を張作霖に紹介④露国から樟脳の注文の件⑤内閣総辞職、浜口雄幸の処遇の件
2月23日(土)米騒動から100年 ~「米価問題と鈴木商店」から振り返る鈴木商店焼き打ち事件~
※今後の講演会・勉強会については、改めて、参加者の募集を行います。

◆関連リンク
鈴木商店記念館 – 公式サイト

 

この記事を書いた人

カズマ

神戸ジャーナル 編集長

ライター一覧

コメントを残す

日本語が含まれないコメントは無視されます。コメントは承認後に表示されます。良識のあるコメントを心がけ、攻撃的な表現や他人が傷つく発言は承認されません。