1995年の阪神・淡路大震災で被災した旧オリエンタルホテルから受け継いだ、日本で唯一「ホテルに建つ公式灯台」が一般公開されます。
ホテルに建つ公式灯台 一般公開
2023年11月1日(水)15:00~17:00
神戸メリケンパークオリエンタルホテル
神戸市中央区波止場町5-6
この灯台は海上保安庁から正式に認可を受けており、神戸港を見守り続けてきました。当日は灯台のあるホテル最上階からの眺望、旧オリエンタルホテルから引き継いだ「昭和天皇の歌碑」も見ることができます。
昭和天皇の歌碑
1956年(昭和31年)に昭和天皇がご来神された際、御宿舎である旧「オリエンタルホテル」の屋上から、神戸みなと祭・海上提灯行列の夜景をご覧になられた印象を、翌年(昭和32年)、宮中歌会始の儀に「灯」の御題のもとにお詠みになられた歌碑は、灯台とともにホテル14階南側バルコニーに設置されています。
灯台公開の概要
【日時】2023年 11月 1日(水)15:00~17:00
【場所】 館内14階 バルコニー
【お問い合わせ】TEL.078-325-8111(ホテル代表)
※上記時間内どなたでもご見学いただけます。
※予約不要、参加費無料
※雨天時決行、荒天時中止
※状況により、公開中止させていただく場合がございます。
※最新情報につきましては随時ホテル公式サイトよりご案内いたします。
神戸メリケンパークオリエンタルホテルの灯台は、1964年、旧「オリエンタルホテル」が神戸市中央区京町に移転した際 “港町・神戸のシンボルに” と、日本で初めてホテルの屋上に設置。
1995年1月17日に発生した阪神淡路大震災で旧「オリエンタルホテル」は被災し、営業停止をやむなくされました。しかし、同年7月に開業が決まっていた神戸メリケンパークオリエンタルホテルへの継承が決定。
1995年(平成7年)7月7日、神戸メリケンパークオリエンタルホテルのオープニングレセプションの日、午後7時7分に777発の花火とともに灯台は点灯を再開しました。その日から灯台は、一日も休むことなく神戸港を行き交う船の安全を見守り続けています。
◆関連リンク
・神戸メリケンパークオリエンタルホテル – 公式サイト
神戸ジャーナル 編集部
ライター一覧