
北野にある『旧トーセン邸』のまわりに、新たに「工事の柵」が設置されてます。
神戸市中央区北野町2-13-15

『旧トーセン邸』は、大正8年(1919)頃の建築物です。数年前から取り壊し工事のためのフェンスなどが設置されていましたが、着手されずそのままとなっていたみたい。

場所は「北野天満神社」よりもさらに山側で、勾配のきつい坂道を登った先にあります。
北野によく訪れる人でも、なかなか建物を見たことがある人は少ないかもしれません。

建物の裏側まで工事の柵はしっかり続いています
窓ガラスが一部なかったりと、建物がかなりの期間放置されていたことが分かります。

今回、新たに工事の柵が設置されたということで、いよいよ解体されることになるのでしょうか。解体後の敷地の利用についてはまだ明らかになっていないようです。
歴史的な建築がなくなってしまうのは悲しいですね。気になる人は、北野エリアを散策がてら、工事が本格的に開始する前に見に行ってみてはどうでしょうか。
『洋館が一つ無くなる』という事は、『神戸がありふれた街に一歩近づく』という事だと思います。建物が古くなって取り壊されるのは仕方のない事ですが、100年後も神戸が『特別な街』であり続けるためには、『洋館が1つ無くなったら2つ建てる。』位の気持ちで街造りをしてほしいです。