『パンダ』がいる3施設の「口コミ評価調査」が発表されてる。王子動物園は「観覧NG」多く評価に影響

王子動物園／上野動物園／アドベンチャーワールド

口コミサイトの運営会社が実施した、「パンダが見られる動物園3施設」の口コミ評価調査が発表されてます。

この調査は、東京都の「上野動物園」、神戸市灘区の「神戸市立王子動物園」、和歌山県の「アドベンチャーワールド」を対象に、口コミサイトを活用した店舗支援SaaS「口コミコム」を運営するmovが、2023年の1年間にGoogleマップ上に投稿された口コミ（3,934件）を集計して分析しています。

上野動物園は外国人に人気！アドベンチャーワールドは高い満足度

画像：mov「パンダが見られる動物園3施設」の口コミを比較分析 より引用

口コミで使われている言語を分析すると、上野動物園は53.1％、王子動物園は18.5％、アドベンチャーワールドは7.5％が外国語（日本語以外）という結果に。

王子動物園においては、3施設のなかで最も「韓国語」が占める割合が高かったそうで、英語（42.7％）に次ぐ12％となっています。

画像：mov「パンダが見られる動物園3施設」の口コミを比較分析 より引用

5段階の★評価では、3施設ともに「★4～5」が多い傾向でした。

特にアドベンチャーワールドでは★5が62.2％、★4が27.8%と、訪れた人の満足度の高さがうかがえます。

王子動物園は★5が46.9％、★4が34.2％と概ね満足度は高いものの、★3の割合が3施設の中で最多に。

口コミ投稿の内容について、ポジティブ・ネガティブな文脈で言及されたキーワードもそれぞれ分析。

王子動物園の結果を抜粋すると、ポジティブに受け止められたのは「シロクマ」「子ども」といったキーワードでした。入園料が安く、遊園地も一緒に楽しめるので子ども連れのお出かけにおすすめ、といった内容が多いみたいです。

ネガティブな口コミでは、パンダをはじめとした観覧できない動物が多いこと。動物園にいる動物たちも高齢化が進んでおり、体調によって観覧できないこともあります。

また同園のパンダ・タンタンは持病への影響を考えて、2022年から観覧中止となっているので、このあたりが評価に影響したのかもしれません。

王子動物園のパンダ「タンタン」今どうしてる？

王子動物園の公式サイトでは、動物たちと日々ふれ合っているスタッフによるブログが読めます。

画像：王子動物園スタッフブログより

3月6日に、久しぶりに「タンタン」の近況が投稿されてました。

ジャイアントパンダはもともと寒さに強いものの、28歳の高齢ということもあり、あまり寒暖差がつきすぎるのも体調を崩す恐れがあるので、最近は夕方から朝までは「屋内展示場」の温度調節を行っているんだそう。

晴れた日などは庭に出してあげたいとしつつ、屋外の気温によっては、屋内で過ごすようにしてもらってるみたいです。

タンタン自身は外に出してほしそうにアピールをしてくるようですが、タンタンの体調を考えて現在の体制にしているんだとか。

画像：王子動物園スタッフブログより

最近タンタンがよく行うのが、晩ご飯用の竹を「布団」代わりにして、その上で眠ること。

なぜこのような行動をしているのかはスタッフにもわからないそうですが、本人はかなりお気に入りなんだそうです。

年齢や心臓疾患の影響もあり、食事事情も変化。大好きだったリンゴやニンジンの量は、病気が見つかったこの3年間の間に徐々に減少傾向で、2023年10月ごろからはまったく竹やリンゴを食べなくなっているみたい。

画像：王子動物園スタッフブログより

そのため今は毎日、薬が入ったジュースと水を飲んでいるそうです。

ただ毎日のお薬のなかには栄養剤を混ぜているので、栄養補給はOK。体調は安定した状態を保っているそうです。

中国から派遣された獣医師などとともに、タンタンの小さな体調変化にもすぐ気がつけるような体制で毎日見守っているそうです。

これから春～夏にかけてタンタンの好きなタケノコの季節を迎えるので、タンタンが少しでも食べられるように色々取り組んでいきたい、と結んでいました。

口コミ分析調査結果をみると、パンダのタンタンに会いたくて訪れるものの、会えなくてがっかりした人も多そうですね。タンタンの体調を考慮して、返還時期は毎年1年ずつ延長されていて、現在の期限は今年12月末まで。少しずつ体調が回復して、見られるようになったらうれしいですね。

王子動物園のパンダ『タンタン』の返還が延期されたみたい。心臓疾患など病状も踏まえて判断、24年12月末までに

2024年1月5日

◆関連リンク
・「パンダが見られる動物園3施設」の口コミを比較分析！ – 調査結果サイト
・神戸市立王子動物園 – 公式サイト