兵庫県と神戸市内の企業が連携し、県内の小中高生ら最大56万人を「大阪・関西万博」に招待するプロジェクトが始まったそうです。
2025年4月~10月に大阪府内で開催される「大阪・関西万博」は、世界中から多くの人やモノが集まるイベント。
地球規模のさまざまな課題に取り組むため、SDGs(持続可能な開発目標)達成などの実現を目指して実施されます。
兵庫県は、公式パビリオンや民間パビリオンなどを通じて、SDGs達成に向けた先進的な取り組みに触れたり、未来社会や将来の自分について考えたりと、子どもたちにとって、ここでしか体感できない特別な学びの場になると考えているみたい。
こうした県の取り組みに賛同する企業が連携して、子どもたちを招待するプロジェクトが始まります。
県とともに取り組むのが、神戸市内の大手企業「川崎重工業」「神戸製鋼所」「シスメックス」です。
3社ともに万博に出展予定。川崎重工業と神戸製鋼所は未来社会ショーケース事業「フューチャーライフ万博・未来の都市」に協賛し、川崎重工は未来のサステナブルモビリティの展示も予定しているみたい。
臨床検査機器、試薬などを手がけるシスメックスは、万博のテーマ事業「シグネチャーパビリオン(いのちの未来)」に協賛。将来を担う子どもたちへ学びの場を提供し、社会貢献活動を推進するそうです。
このプロジェクトでは、「学校行事」として万博会場への訪問を希望する県内の学校を対象に、招待チケットを配布します。3社がチケットを提供する形。
小中高あわせて最大56万人が対象となります。
今後、学校向けの説明会を行い、10月ごろから予約受付を開始するみたい。各校が円滑に万博会場に行けるよう事務手続きのサポートも行うそうです。
スケジュール
2024年6月~
県内小中学校・高校向けに説明会を開催/意向調査
2024年10月~
予約受付開始
2025年4月~
学校行事として万博会場へ訪問
日本での万博は、2005年の愛知(愛・地球博)以来20年ぶりに。SDGsや未来社会に興味関心をもつ子どもたちにとって、良い学びの機会になりそうですね。
開催は来年4月からですが、万博に先駆けて、鉄道各社では「ラッピング列車」の運行を実施中です。
◆関連リンク
・大阪・関西万博 – 公式サイト
あさみ
「今年こそダイエット」が口癖です。
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