特別な日におすすめ!神戸の洋館でいただく贅沢ランチ  Feel KOBE

開港をきっかけに異国の文化がいち早く取り入れられた神戸の街。市内には、かつて外国人が建てた洋館が今もなお残っています。

現存する洋館の中には、レストランやカフェとして利用できるものもあり、オシャレな空間で食事を楽しめます。

そこで、今回は特別な日におすすめの贅沢ランチがいただける洋館をご案内。旧居留地にある「TOOTH TOOTH maison 15th」と、垂水区塩屋にある「ジェームス邸」をご紹介します。

神戸に残る最も古い異人館で本格的なフレンチを「TOOTH TOOTH maison 15th」

まず紹介するのは、元町駅から徒歩約10分のところにある「TOOTH TOOTH maison 15th」です。この建物は、1880年ごろに完成したと推定されている「旧神戸居留地十五番館」。神戸に残る最も古い異人館といわれています。

1891年から約10年間はアメリカ領事館として使用されていましたが、その後は個人住宅や会社の支店など、所有者が何度か変わっています。

1989年には、国の重要文化財に指定され、現在は、神戸生まれの「TOOTH TOOTH」がこの洋館をレストランとして活用しています。

建物は、2階にベランダを持つコロニアル様式。店内の柱や装飾など、明治期の外国商館によく見られるデザインが随所に施されています。

阪神淡路大震災のときには建物が全壊する被害に見舞われましたが、元の建築資材を70%使って、ありし日の姿に復元されました。

レストランの店内は、モダンでクラシカルな雰囲気が漂っており、非日常を感じられる空間。

本格的なフレンチのコース料理が楽しめるほか、ティータイムにはアフタヌーンティーセットがいただけます。

2階フロア

ランチメニューは「Gourmand Course(平日限定)」、「Seasonal Course」、「Maison 15th Course」、「KOBE BEEF Course (完全予約制)」の4つのコースがラインアップ。今回は「Seasonal Course」をいただきました。

食前酒や食中酒におすすめのスパークリングワイン「クレマン・ド・ロワール・ブリュット」

まずは前菜の「神戸ポークの生ハムといちじく スモークしたクリームチーズのタルティーヌ」と「焼ナスのムースとイクラ トマトと昆布のジュレ」から。

どちらも甘みと塩味が一緒に楽しめる上品な味わいで、食事の始まりにぴったり。

「カツオとくるみとアーモンドのロメスコソース ビーツのマリネとセルバチコのサラダ」

「オマール海老のラグーパスタ」は、口に入れた瞬間にオマール海老とチーズの風味が広がり、思わず唸ってしまうおいしさ。

濃厚でまろやかなクリームソースと絡めて、ゆっくりと味わいたくなる一皿です。

真鯛のポワレ シードルのクリームソース バターナッツカボチャのピューレ

メイン料理は、「丹波鶏のロティ 六甲マッシュルームのヴルーテとフォンドヴォーのソース 紅はるかのバターロースト」。

パン粉をまぶして表面をカリッと仕上げた丹波鶏のロティは、ジューシーな味わいながらも、後味はあっさり。スライスしたマッシュルームといただくと、味の変化も楽しめます。

食後は「本日のデザート」2種類からひとつ、ドリンクはコーヒーかアールグレー、カモミールダージリンから選べます。

今回いただいたクレームブリュレは、表面のほろ苦さとプリンの甘み、なめらかな口どけが楽しめ、大満足の一品でした。

写真提供:TOOTH TOOTH maison 15th

また、「TOOTH TOOTH maison 15th」では、1日5組限定のアフタヌーンティーも人気(要予約)。3段のティースタンドに並ぶ品々は、さすが市内に複数のパティスリーを展開する「TOOTH TOOTH」と言いたくなる絶品スイーツばかり。

洋館で優雅なティータイムを楽しみたい!という人は、ぜひ合わせてチェックしてみてくださいね。

Information

TOOTH TOOTH maison 15th
住所 神戸市中央区浪花町15
アクセス 各線「元町駅」徒歩約10分
電話番号 078-332-1515
HP https://toothtooth.com/restaurant/maison-15th

瀬戸内海を望む邸宅で繊細なお料理を「ジェームス邸」

神戸三宮から電車で約40分、SNSでも話題の海と坂に囲まれた海辺の街、垂水区・塩屋には、結婚式場やレストランとして利用できる「ジェームス邸」があります。

建設したのは、神戸生まれのイギリス人貿易商アーネスト・W・ジェームス氏。

ジェームス氏は、塩屋で外国人向けの住宅地を開発するため、荒地だった高台の土地約23万㎡を自ら購入し、55棟の住宅、公園、教会、小さな動物園などを建設しました。

「ジェームス邸」もそのとき建てられた住宅の一つで、あたり一帯は「ジェームス山」と呼ばれています。

建物が完成したのは、昭和初期の1943年。1万㎡ある広大な敷地内には、クリーム色の外壁とスペイン瓦葺が特徴的な洋館のほか、チャベルやバンケットなどのウェディング施設があります。

写真提供:ジェームス邸

重厚感のある館内は、どこを撮っても絵になる空間です。繊細な装飾が目を引くエントランスや、ステンドグラスが美しく輝く階段、イギリスのジャコビアン様式を取り入れた応接室など、見どころたっぷり。

NHKの連続テレビ小説「べっぴんさん」や、映画「高台家の人々」のロケ地にもなりました。食事の前後に、ぜひ敷地内をゆっくり散策してみてください。

海が見える店内席

ランチメニューは3,500円、5,000円、7,500円のコースが用意されています(土日祝日は5,000円コースのみ)。

今回はこれを目当てに来るお客さまもいるという「国産牛サーロインのローストビーフ 有馬山椒とレフォールの香り」をいただきたくて、5,000円コースをセレクトしました。

公式サイトからの予約特典でいただける「ジェームス邸オリジナルカクテル」

コースは、「今からの食事が楽しみになるように」との思いが込められた「始まりの一皿」から。「牛肉のリエット」、「パテ・ド・カンパーニュ」のかわいらしい2品がお皿に並びます。

前菜の「軽く炙った鰹と季節野菜のコンソメ煮 黒七味パン粉とビーツのラビゴットソース」は彩りが良く、見た目でも楽しめる一皿。フレッシュな旬の野菜はヘルシーで、体も喜びます。

温前菜「バターナッツのポタージュ 生姜の香りで」

メイン料理は、楽しみにしていた「国産牛サーロインのローストビーフ 有馬山椒とレフォールの香り」。

シェフが目の前でローストビーフをカットして、最後の仕上げをしてくれるパフォーマンスは「五感で料理を楽しんでいただきたい」との思いからなのだそうです。

口に入れた瞬間、ジューシーなお肉の旨みが広がり、思わず頬が緩みます。ほんのり感じる有馬山椒のピリッとした味わいがアクセントになり、最後まで楽しめる一皿です。

コースのラストを飾るデザートは、「和梨のマリネとソルベ ジャスミンの軽いクレーム」。紅茶とともにいただきました。

梨のシャリッとした食感に冷たいシャーベット、ミントの爽やかな香りを感じながら、食事の余韻に浸る時間は至福のひととき。しみじみと「来てよかった」という気持ちになりました。

写真提供:ジェームス邸

「ジェームス邸」は小高い丘の上に建てられているため、敷地内から瀬戸内海が一望できる眺望のよさも魅力です。

窓の外に行き交う船を眺めながら、ゆっくりと食事を楽しむ時間は、なんとも贅沢なひととき。季節ごとの料理を求めて何度でも訪れたくなる名店です。

Information

ジェームス邸
住所 神戸市垂水区塩屋町6丁目28-1
アクセス 山陽「滝の茶屋駅」徒歩約7分 / JR「塩屋駅」徒歩約13分
電話番号 078-752-2266
HP https://restaurant.novarese.jp/jmt/

洋館で贅沢なランチをいただく時間は、神戸ならでは。誕生日や記念日など特別な日に訪れたら、きっと素敵な思い出になります。

今回紹介した2つのお店以外にも、神戸にはレストランやカフェとして利用できる洋館がたくさん。「レトロ建築が好き」「オシャレなお店に行ってみたい」という方は、洋館めぐりの旅プランを計画してみるのもおすすめですよ。

【取材・文】中田優里奈
神戸在住のライター。関西の観光、グルメを中心に企画・取材・執筆・撮影を担当。書籍『るるぶKids こどもの運動能力がぐんぐん伸びる公園 京阪神版』では神戸市内13ヶ所の公園を取材。レトロ建築とチーズケーキとミュージカルが好き。地元の魅力を発信したいという思いのもと、日頃から神戸の街を歩いてネタ探しをしています。

神戸公式観光サイト Feel KOBE
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元記事:特別な日におすすめ!神戸の洋館でいただく贅沢ランチ

 

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