水族館「アトア」のすぐ山側で発見された「海軍操練所跡」と思われる「遺構」が埋め戻されてます。
神戸市中央区新港町
画像:2024年1月撮影 発掘現場
2023年末に新港町で勝海舟が作った「海軍操練所」の跡と思われる「遺構」が発見され、市民への現地説明会などでその歴史的価値などの解説が行われました。
どんな発見だったかについては、詳しく以前の記事でご紹介してます。
説明会から数か月経ち、前を通りかかると、まさかのさら地が広がってます。
えっ壊されちゃったの!?と心配になったので担当課に話を聞いてみました。
「遺跡を痛めないため」に埋め戻しをしただけで、土の下では発掘された状態で保存されているそうです。よーく見ると、所どころ出ている赤い杭が、掘り起こす時の「目印」になるんだそう。
久元市長は公に「保存していく」と発言しているので公開の計画についても聞いてみると、「公開する範囲やどういった形で、などもまだまだ検討中」とのこと。再開発が進むエリアだけに、遺跡だけ見る場所という使い方では難しいのかもしれません。
時間がかかりそうですが、記憶が新しいうちに多くの人が見れるような形にまとまるといいですね。
日本の黎明期を代表する貴重な遺構。神戸の地を坂本龍馬が歩んだ足跡として、ぜひ後世まで残してほしいです。
都市開発の下手くそな神戸市の事ですから、見なかったことにされて開発されるでしょう。