
地域へのICT普及・浸透・スマートシティの創造を目指す「地域ICT推進協議会(略称:COPLI/会長:藤井 信忠)」は、韓国・釜山にある国立大学「釜慶(プギョン)大学校」から14名の学生を受け入れ、「株式会社DIIIG」「株式会社神戸デジタル・ラボ」が会社説明を行いました。(会場:株式会社神戸デジタル・ラボ)
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株式会社DIIIG|「アイデア」を形にする

登壇者:秋國 寛氏(株式会社DIIIG 代表取締役)
秋國氏は、自身のルーツである「人力車の俥夫(しゃふ)経験」が「外出を最高のエンタメに。」という現在の企業のビジョンにつながったことを話されました。

具体的にそのビジョンをどのように実現しようとしているのか、提供しているサービスについても説明。
観光スポットやルートを選び、特典を設定するだけで、魅力的なスタンプラリーが完成する「デジタルスタンプラリー」や、AIによって観光を促す「観光案内AI」などを紹介しました。

質疑応答の時間では、「観光データとユーザー情報の結び付け方」「アプリでの利益の出し方」などについて、釜慶大学校の学生から質問が。
「韓国ではアプリは導入時点では無料で、その後有料になる場合が多いが、日本はどうか」など、自国との違いを尋ねる声もあり、意見交換の場となりました。
◆関連リンク
・株式会社DIIIG – 公式サイト
株式会社神戸デジタル・ラボ|未来のX(クロス)を共に創る

登壇者:玉置 慎一氏(株式会社神戸デジタル・ラボ 代表取締役社長)
玉置氏は、自社の成り立ちと、行っている事業の紹介を行いました。
2024年から掲げているスローガン「未来のX(クロス)を共に創る」の「X」にはいくつかの意味が込められており、その一つが数学における「未知数・変数」なんだそう。

実際に事業でも「モビリティ」「企業データの活用」「畜産」「海外における社会問題」など、幅広い分野でソリューションを提供しています。
「AI」を用いた産学連携のプロジェクトや、「社会課題」への取り組みなど、多くの事例について具体的な紹介が行われました。

「AIで取り組む学生向け実践型インターンシップ」を紹介する際、学生からは「韓国など、海外からのインターンシップ受け入れの予定はあるか」という質問が上がりました。
また、アプリ開発に取り組んでいる学生からは「アプリ開発でのターゲットの決め方」など、学生らが感じる「アプリ開発の難しさ」についてアドバイスを求める声も。
玉置氏は自身の経験をもとに回答され、学生らとの活発な意見交換が行われました。
◆関連リンク
・株式会社神戸デジタル・ラボ Kobe Digital Labo(KDL) – 公式サイト
オフィス見学

質疑応答が終わった後は、「株式会社神戸デジタル・ラボ」のオフィス見学が行われました。
学生らによると、フリーアドレスのデスク、Web会議や集中したいときに利用できる「個室ブース」などが印象的だったんだそう。

訪問自体は1時間半という短い時間でしたが、学生らからの質問が多く、充実した時間になりました。
今後の神戸でのデジタル人材育成と地域経済の活性化に、「国際人材」の側面からもアプローチを考える良いきっかけになったのではないでしょうか。
地域ICT推進協議会(COPLI)では、定期的に地域のICT(情報通信技術)に関連するセミナーを開催しています。
神戸のIT企業同士のつながりや情報交換などができるので、IT企業にお勤めの方や、IT業界に興味のある方はぜひチェックしてみてくださいね。
学生は「無料」で参加できるので、将来IT企業に就職したい、就活でIT業界について調べているなど気になる方はぜひ。













































ありさ
スイーツとハロプロのアイドルが好き。
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