
神戸市が今年度から取り組む人口減少対策「リノベーション・神戸」。
既に出産祝いとしてカタログギフトが贈呈される件は紹介しましたが、他にもあります。今回紹介するのは「明るいまち」への対策。
街灯を1.5倍に増設し、さらに市内すべての街灯をLED化するそうです。人口減少が深刻な神戸にとって、人口減少対策になるのかどうか。令和2年度末(2021年3月末)までに整備予定だそうです。
駅周辺、通学路など生活道路を中心にまちなか街灯を1.5倍に増設
約96,000灯 → 約144,000灯(増設:約48,000灯)
市内すべてのまちなか街灯をLED化
約11,000灯 → 約144,000灯(LED化:約85,000灯/増設:約48,000灯)
短期的な人口増加は、直接的な補助などがないと効果がないように思いますが、「明るいまち」にすることで、女性や子どもが安心して行動できるエリアが増え、街の魅力がアップすることになると思いますので、中長期的には人口減少対策としての効果はありそう。
同じく、「明るいまち」の対策で「防犯カメラ」の大幅増設も行われます。
防犯カメラの大幅増設
2ヵ年度で約2,000台を直営で新設。主要駅周辺および全小学校区(163校区)に平均10台ずつ増設
※令和3年度末までに整備予定
全国的に人口減少が進む中で、市民サービスの自治体間競争が今後ますます活発になると思いますが、そう考えると、他の都市と比べて対策の度合いがどうかというのも気になるところ。
今年度中に、第2弾、第3弾も発表するそうなので、色々と一気に進みそうな予感が。
カズマ
神戸ジャーナル 編集長
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