厚生労働省が、新型コロナウイルスの陽性者と接触した可能性がある人に通知が届くアプリ『COCOA(iPhone版)』の配信をスタートしました。
※Android端末ではAndroid 6.0以上で動作可能となっています。記事執筆地点ではまだ公開されていません。
「接触確認アプリ」と検索しても出てきます。アプリ名は、COVID-19 Contact Confirming Applicationの略だそう。
同アプリに陽性登録をした「陽性者」との接触(1メートル以内で15分間以上)があった場合、スマホの「Bluetooth」機能を通じて、お互いに分からない形で通知される仕組みになっています。
使い始める時に、名前などの個人情報の登録はいらず、陽性登録をした場合も、感染者が特定されるような情報を登録する必要はありません。
通知が届くまでの仕組みが気になるので、実際にダウンロードしてみました。
最初にプライバシーについて内容を確認して、「利用規約」の画面に進みます。
「利用規約」に同意すると、次の画面に進みます。
ここで「Bluetooth」をオンにします。
※『あとで設定する』こともできます。
「ログ記録・通知」を有効にします。
※「有効にしない」を選択するとアプリが落ちてしまい、再度アプリのダウンロードが必要になりました。
アプリの「プッシュ通知」をオンにします。
※『あとで設定する』こともできます。
登録が完了しました。
「利用規約の同意→権限の確認→Bluetooth・プッシュ通知のオン」といった流れで、登録が完了しました。
ホーム画面では、陽性者との接触の確認・陽性情報の登録などができるようになってます。
もし陽性者との接触が通知された場合、症状を入力すると、必要に応じてPCR検査センターなどへの受診が案内されるそうです。
陽性登録する際には、保険所などから発行される感染者の「処理番号」が必要になりますが、名前・連絡先など個人が特定されるような情報の登録は必要ないとのこと。
シンガポールなどでも導入されているコロナ感染追跡アプリが、日本でも始まりました。
「陽性登録した人のスマホが近くにあったか」のみ通知されて、陽性者と接触した可能性が分かることで、検査の受診など保健所のサポートに繋げられるようになっています。
ただ、アプリの登録と陽性登録が前提となるので「多くの人が登録して、陽性となった場合は自己申告をする」ことで成り立つシステムかと思います。
通知がなかった場合も油断せず、サービスを活用していく必要がありそうです。
あと、バッテリーの持ち具合への影響も気になるところ。
◆関連リンク
・厚生労働省 – 公式サイト
陽性と判断されてもプライバシーを理由に「行動履歴を報告したくない」と拒否されると濃厚接触の可能性に関する情報は得られない現状では、このシステムくらいしか今のところ感染経路の調査や、自分が感染した可能性を知るすべはなさそうに思います。
システムの有効性と安全性が市民に理解され、信用されるかどうかにかかっていますね。
悪いけどこれは絶対に機能しない。
何故ならこのアプリが普及しないから。