南あわじ市で育った『淡路島3年とらふぐ』が、地域の産品などのブランドを守る農林水産省の「地理的表示(GI)保護制度」に登録されました。
一般的なトラフグの2倍近くのサイズに
「トラフグ」といえば山口県下関産が有名ですが、兵庫県内では、南あわじ市・福良港の『淡路島3年とらふぐ』がよく知られています。
一般的に養殖のフグは2年目で出荷されるのですが、淡路島3年とらふぐはその名の通り「3年目」まで育てて出荷します。
一般的なふぐの1.5~2倍近くにも成長するそうで、白子もそのぶん大きくなるみたい。
淡路島・福良港
福良港は全国の養殖場でも一番水温が低く、また日本一潮の流れが早い「鳴門海峡」の近くに立地しています。
そのため『淡路島3年とらふぐ』は身が締まっていて味が濃厚で、天然ものに引けをとらないんだとか。
県内では「但馬牛」「神戸ビーフ」「佐用もち大豆」に続く4例目
農水省は、その地域ならではの要因のなかで育まれた品質、社会的評価などの特性がある産品の名称を地域の「知的財産」として保護する制度「地理的表示(GI)保護制度」を定めています。
全国でこの制度に登録されている水産物・食品はこんな感じです。聞いたことがあるような名前もありますね。
但馬牛/神戸ビーフ/佐用もち大豆
県内では2015年に「但馬牛」と「神戸ビーフ」、2019年には「佐用もち大豆」が登録されました。
それぞれ、土壌や気候といった「地域との結びつき」や、この地域ならではの産品・名称であること、管理や維持に努めている体制なども含めて評価されてます。
「とらふぐ」目当ての観光客も増えるなど、冬の淡路島を代表するブランドとして定着しつつあるみたい。旬は11月ごろ~2月ごろまで。淡路島ならではの楽しみ方もあるそうなので、淡路島を訪れた際はぜひ現地で食べてみてはいかがでしょうか。
◆関連リンク
・淡路島3年とらふぐ – 公式サイト
あさみ
「今年こそダイエット」が口癖です。
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