神戸外国人居留地にあった「シム商会」が売り出した『18番』という名でヒットした飲み物は何?【神戸クイズ】

神戸のことをもっと知れる【神戸クイズ】のコーナーです。

今回のクイズをどうぞ。

 

 問題 
1884年(明治17年)ごろ、神戸外国人居留地にあった「シム商会」が売り出した『18番』という名でヒットした飲み物は何?

 

①コーラ
②ラムネ
③ジンジャエール
④コーヒー

 

正解は......

 

 

 ②ラムネ  です! 

問題提供:神戸商工会議所 第7回神戸学検定 初級 問1(平成25年)

 解説  ラムネ

1840年8月28日、スコットランドのアバルーに生まれた薬剤師「アレキサンダー・キャメロン・シム」は、1870年に神戸外国人居留地へやってきました。

神戸外国人居留地でシムはレウェリン商会に薬剤師として勤務した後、18番地にACシム商会を設立、薬品の輸入・販売などを手掛け、1884年頃からラムネの販売を手掛けました。

「日本清涼飲料水工業発達史」には「神戸のA.Cシム商会が日本で最初のラムネだろう」と記されています。それ以前にも長崎でラムネが製造・販売された記録がありますが、大規模には流通しなかったとされています。

帆前船を菱形で囲ったレッテルを貼ったシム商会のラムネは、「18番」の愛称で親しまれました。

当時のラムネはビー玉の入った玉ラムネではなく、コルクを針金留めしたもので、栓を抜くときの音から「ポン水」や「鉄砲水」と呼ばれていたそうです。

ちなみに、ラムネという名称は、「レモネード」という言葉がなまったものと言われています。

 

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