須磨浦公園にある集会所などに使われている建物を「にぎわい拠点施設」に生まれ変わらせるみたいです。
神戸市須磨区一ノ谷町5-2-1
『須磨一ノ谷プラザ』があるのは、各線「須磨駅」から西へ歩いて10分ほどの国道2号線沿い。
東を向くと、斜め前にガソリンスタンド「エネオス須磨浦SS」があります。
西を向くと「須磨浦公園」の木々が茂っているのが見えます。
歩いて7~8分のところに、休業中の「須磨海づり公園」があるという立地です。
『須磨一ノ谷プラザ』は、1959年(昭和34)に「勤労会館海の家」として開設された地下1階、地上2階建の建物。
現在は、地域活動の場(貸会議室)や 避難所、 選挙時の「投票所」として使われたり、 「市バスの待機所」にもなっているので「運転士詰所」などの役割もあります。
一般の利用者がそう多くないのか、植栽の間には雑草が茂り、看板を覆いつくさんという雰囲気です。
扉は、塗装がひび割れたり、サビが目立ち、築約60年の年期を感じさせる状態。
建物の海側部分には、「脱衣所」や「更衣室」などの階上がテラスみたいになってます。ちょうど海を隠すように木々が茂って、脇からなんとか海が見える感じ。
この部分は、「未登記」の建物だそうで、解体・撤去される方向のようです。
今回、神戸市が「にぎわい拠点施設」を設置・運営する事業者を募集していて、『須磨一ノ谷プラザ』の西側の公園部分も含めた約6180㎡が対象になってます。
イメージ的には、カフェやレストランなどの「飲食店」や「売店」などが想定されてるみたい。
建物は、残すのも、取り壊すのも事業者次第となってますが、「避難所」「投票所」「バス待機スペース」などいまある機能は引き続き残す必要があるので、去年の市場調査では「事業化は難しい」という声も多かったようです。
目の前は「砂浜」ですが、JRの線路をはさんでいてパッと降りられる感じにはなってません。
すぐ近くの「須磨海づり公園」のリニューアルとも合わせて回遊性を良くしていくことが検討されているみたいですが、どうなっていくんでしょうか。
貸会議室などとして使える現状の『須磨一ノ谷プラザ』は、「2023年1月末」で閉館すると発表されてます。
「にぎわい施設」については、2022年12月下旬には、事業者が決まる予定ですので、注目して待ちたいと思います。
◆関連リンク
・須磨一ノ谷プラザ – 公式サイト
他所の地方はこういうのをお金かけずに上手くリニューアルさせて使ってるけど、神戸市はお金かけて思ったほどの収益が上がらない失敗ばかり…
商売のセンスがない