神戸市が「中央市民病院」に『抗体カクテル療法センター』を設置したそう。9月中旬には5ヵ所目の「宿泊療養施設」も新設へ

神戸市が、新型コロナウイルス第5波による感染急拡大を受けて、症状の悪化に対して早期に対応し、重症化を予防するための取り組みを進めています。

ポートアイランドの「中央市民病院」には、重症化しやすいハイリスク患者に「抗体カクテル療法」を行う『抗体カクテル療法センター』を設置。

当初は、宿泊療養施設「ニチイ神戸ポートアイランドセンター宿泊棟」で実施される予定でしたが、早期実現のために「中央市民病院」で行われることになりました。

神戸市が4ヵ所目の「宿泊療養施設」を設置するそう。8月下旬からはポーアイの療養施設で「抗体カクテル療法」を実施へ

2021年8月21日

9月中旬には、中央区に5施設目の「宿泊療養施設」(150室程度)が新設されるそうです。

抗体カクテル療法センターの設置
重症化しやすいハイリスク患者に、感染早期に抗体カクテル療法を実施するため、中央市民病院に『抗体カクテル療法センター』を設置する。
【使用薬品】中和抗体薬「カシリビマブ及びイムデビマブ」(商品名 : ロナプリーブ)
・コロナ治療薬として7月19日特例承認(承認4例目)
・重症化リスク(入院・死亡リスク)が約70%減(海外での治験)
【場所】中央市民病院
【対象者】軽症・中等症Ⅰ以下の重症化リスク因子のある入所者のうち、症状が進行しつつあるなど、医師が重症化の可能性があると判断した方。
【開始時期】2021年8月27日(金)
【治療人数】当初は2名から開始し、1日あたり10名程度の投与を予定。
【実施の流れ】中央市民病院で投与 →(搬送)→ 宿泊療養施設

 

 

宿泊療養施設の新規開設(5施設目)
【場所】中央区内で調整中
【室数】150室程度
【開設日】2021年9月中旬(予定)

宿泊療養施設の現状
4施設・436室(2021年8月25日現在)※市外在住者含む
nyushosha

神戸市では、8月26日(木)時点の病床の使用率が「90%」と「ステージ4」レベルに達している状況です。

病床拡大のために「市民病院」では、9月1日から順次「通常医療の制限」が行われます。

感染者急増で、病床拡大のために「市民病院」での「通常医療の制限」が再び。9月1日から順次

2021年8月21日

宿泊療養施設の拡大によって、必要としている人に医療が届くことを願い、引き続き感染対策を心がけたいところです。

 

この記事を書いた人

ユカコ

気付いたら一人で六甲ケーブルに乗っていました。

ライター一覧

日本語が含まれないコメントは無視されます。コメントは承認後に表示されます。良識のあるコメントを心がけ、攻撃的な表現や他人が傷つく発言は承認されません。

1 個のコメントコメントを残す
  • rokkoutonbo

    通常医療とコロナ医療を天秤にかけるのは無策・無努力の結果であり、医療資源現状延長の施策である。税金を徴収する限り、現状の医療資源を拡大する改革への苦労を努力義務あり。何故、当たり前の努力をしないのか?久本市長さんの熱意・努力・手腕が期待され、計られる処。頑張ってください。 

    2021年8月29日6:20 AM 返信する