2023年3月17日(金)から全国で公開される映画『わたしの幸せな結婚』に、「兵庫県公館」が登場するみたいです。
神戸市中央区下山手通4-4-1
映画の原作は2019年から刊行された小説とコミックで、2022年12月までにシリーズ累計発行部数が500万部を突破しました。
明治・大正期を彷彿とさせる架空の世界を舞台に、心を閉ざしたエリート軍人と、家族に虐げられた少女の政略結婚から始まる異色のラブストーリーです。
美しく冷酷無慈悲な主人公・久堂 清霞(くどう きよか)を演じるのは、本作が映画単独初主演で、アイドルグループ「Snow Man」のメンバーとしても活動する「目黒 蓮(めぐろ れん)」さん。
名家に生まれるも使用人同然の扱いを受け、親の愛を知らずに育ったヒロイン・斎森 美世(さいもり みよ)を、「今田 美桜(いまだ みお)」さんが演じます。
監督を務める「塚原 あゆ子」さんは、ドラマ「アンナチュラル」「MIU404」「最愛」などの人気作を手掛けてます。
神戸フィルムオフィスの公式サイトによると、ロケ地として「兵庫県公館」が使用されたんだそう。
「兵庫県公館」は「地下鉄 県庁前駅」のすぐ海側にあり、明治35(1902)年に兵庫県本庁舎として建設された歴史的文化遺産です。
昭和60(1985)年に、迎賓館と県政資料館を併せ持つ兵庫県公館として整備されてからは、賓客のおもてなしや県政の重要な会議・式典に利用されるとともに、県政の歩みや兵庫の姿などを紹介してます。
作品のロケ地としても多く使われていて、木村 拓哉さん主演の映画「HERO」ではとある国の大使館として、役所 広司さん主演の映画「日本のいちばん長い日(2015年版)」では宮内庁の外観として登場しました。
『わたしの幸せな結婚』では、貿易会社を営む「鶴木家」の自宅という設定のもと撮影が行われたようです。
鶴木家の御曹司であり、若くして「鶴木貿易」の社長に上り詰めた鶴木 新(つるき あらた)を演じる「渡邊 圭祐(わたなべけいすけ)」さんは、ドラマ「恋はつづくよどこまでも」「MIU404」「恋はDeepに」「やんごとなき一族」などに出演してます。
さらに新の祖父である鶴木 義浪(つるき よしろう)を、昭和37(1962)年から半世紀以上にわたって活躍し続ける俳優の「火野 正平(ひの しょうへい)」さんが演じます。
「兵庫県公館」は鶴木家の自宅ということなので、少なくともこの二人は撮影のため神戸に訪れたのではないでしょうか。
「兵庫県公館」では、本来ならば毎週土曜日に「迎賓館部門(知事室・貴賓室など)」と「県政資料館部門」を一般開放しています。
しかし「迎賓館部門(知事室・貴賓室など)」は新型コロナウイルス感染症の防止の観点から、当面のあいだ一般開放を中止しているとのこと。
県政の歩みなどを展示物や映像で紹介したり、芸術家の作品を特別展示したりする「県政資料館部門」のみ、平日に入場が可能です。
映画を鑑賞して「兵庫県公館の実物が見たい!中に入りたい!」と思った人は訪れてみてください。
ちなみにアイドルグループ「なにわ男子」のメンバーである「大西流星」さんも作品に出演してますが、彼は兵庫県出身ということでそちらも注目ポイントかもしれませんね。
神戸を舞台にした映像作品については、こちらの記事でも紹介しています。
◆関連リンク
・映画『わたしの幸せな結婚』 – 公式サイト
・神戸フィルムオフィス – 公式サイト
・兵庫県公館について – 兵庫県
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期待してます❗