水族館「アトア」の近くの発掘現場で、歴史的発見?と期待感を漂わせるものが出土してます。
神戸市中央区新港町
発掘作業は、新港町の「阪神高速」と「浜手バイパス」の高架の間で行われてます。奥に見えるのが、水族館アトア。
明治時代の「海軍操練所跡」ではないかと思われる遺跡エリア内にあるため、今年6月頃から「発掘調査中」が行われてます。
詳しい場所や「海軍操練所」については、以前の記事も参考にしてみて下さい。
敷地の南東から撮影。およそ3か月の間に発掘が進み、無数の石が並んだ構造物が出土してました。
石畳でしょうか?北側へ行くと少し高くなって段があるように見えます。手前にも小さな石の集まりが見えるので、こちらにも続いていたのかもしれません。
場所によっては、U字になっているように見える場所もあります。海軍操練所の一部なのか?古い港の構造物なのか?想像が膨らみます。
「海軍操練所」の正確な位置は分からなくなっていて、この辺じゃないかというざっくりとしたエリアが「埋蔵文化財包蔵地」になってる状況。
周囲の建物が作られた時には、まだ近世の遺構に対して調査しなくてよかったため、もうすでに操練所の遺構はこの世に存在してないかもしれません。ただ、希望は残ってます。
今回、構造物が見えていたのは東側部分が中心で、西側はまだ深く調査されてないもよう。
時間はかかりそうですが、より具体的に形が見えて、いったいこれが何なのか?明らかになる日が待ち遠しいですね。
◆関連リンク
・埋蔵文化財包蔵地図 – 神戸市
まさかこんなのが出土するとはねぇ。
デベも頭抱えてるだろうな