開港間もない明治7年(1874年)に、神戸で洋糖引取商として創業した鈴木商店。
大正期には日本一の年商を誇った“幻の総合商社”が、昭和2年(1927年)に破綻するまでの波乱の歴史について、様々な観点から、講演会・勉強会を実施します。
第1回 神戸発祥の総合商社の源流・鈴木商店を知る 勉強会
東京ステーションホテルを立去るに臨んで
2018年8月25日(土)14:00~15:30
神戸ポートオアシス 5階 502会議室
神戸市中央区新港町5-2
講師
金子直三氏(鈴木商店記念館編集委員会、金子直吉の曾姪孫(直吉の実弟の曾孫))
講演概要
鈴木商店が、日本一の総合商社となるに先立ち、大番頭・金子直吉はロンドン支店に向けて「天下三分の宣誓書」と称される気迫あふれる書簡を送っています。金子はこのほかにも、公的・私的を問わず内外に膨大な数の書簡を発しており、現在その一部が残されています。これら書簡の中から鈴木商店の軌跡や当時の時代背景を読み取れるものを題材に勉強会を開催します。
第1回は「東京ステーションホテルを立去るに臨んで(鈴木商店が破綻し、金子が定宿としていた同ホテルを立去る際に詠んだ一句(俳句)を伝える書簡)」などを取り上げます。
参加料
無料
申込方法
下記の申し込み先に、電話でイベント名(「鈴木商店」勉強会)と、参加者全員の住所・氏名・電話番号をお伝えください。申し込みは、8月8日(水)から先着順(60名)となります。
申し込み・問い合わせ先
神戸市イベント案内・申込センター 078-333-3372(年中無休 9:00~21:00)
今後の予定
《講演会》
9月29日(土)「鈴木商店と造船事業」
12月15日(土)「鈴木商店と関門コンビナート」
3月9日(土)「鈴木商店土佐派と商館派」
《勉強会(ワークショップ)》鈴木商店関係書簡から鈴木商店の実像に迫る
様々なテーマに沿った勉強会を実施します(テキストあり)
10月27日(土)天下三分の宣誓書から読み取れるもの
1月26日(土)①関門調査による彦島活用の件②再製樟脳契約継続の件③大連支店長平高を張作霖に紹介④露国から樟脳の注文の件⑤内閣総辞職、浜口雄幸の処遇の件
2月23日(土)米騒動から100年 ~「米価問題と鈴木商店」から振り返る鈴木商店焼き打ち事件~
※今後の講演会・勉強会については、改めて、参加者の募集を行います。
◆関連リンク
・鈴木商店記念館 – 公式サイト
カズマ
神戸ジャーナル 編集長
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