本記事は【神戸ジャーナル学生編集部】の学生ライターが担当しています。

異国情緒あふれる神戸の街では、これまで数々の映像作品が撮影されてきました。
今回は、その中でもNHKの「朝ドラ」が撮影されたロケ地を3つご紹介します。神戸観光の中心地である三宮駅から巡るコースで見ていきましょう!
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【べっぴんさん】マクレガーさんの家 旧ハッサム住宅

やってきたのは、中山手通の相楽園にある旧ハッサム住宅!こちらは 2016年放送の「べっぴんさん」の撮影に使われました。
作中では、主人公すみれがドレスを贈ったマクレガーさん一家の住居として登場しています。

作中で使用されていたカットと同じ画角で撮影してみました。手すりやドアの装飾がとてもレトロでおしゃれですね。

旧ハッサム住宅は、神戸で貿易業を営んでいたイギリス人ハッサム氏が1902年に自宅として建てたもので、国の重要文化財に指定されています。
かつては北野異人館街に建っていましたが、1963年に相楽園内に移築されたそうです。

旧ハッサム住宅が公開されているのは、相楽園で「つつじ遊山」が開催されている4月末から5月の連休までと、5月・10月・11月の土日祝日です。
取材日もつつじ遊山の開催中で、たくさんのつつじの花と来園者の姿がありました。
旧ハッサム住宅は、相楽園の入場料である300円で見学できます。
【まんぷく】真一の証券会社 神戸税関

次にご紹介するのは、新港町にある神戸税関!言わずと知れた神戸の名建築ですが、こちらは2018年〜2019年に放送された「まんぷく」の撮影に使用されました。
作中では、主人公福子の義理の兄、真一が勤める証券会社の建物として登場します。

東門(正面入口)から入ったところに吹き抜けのエントランスホールがあり、床や柱の装飾がレトロ感を醸し出しています。
特別に取材許可をいただき、ホールの3階部分へ。作中のシーンでは、こちらの3階から撮影されたカットが使われていました。上から撮影すると、吹き抜けの高さがよく映えますね。

神戸税関は現役の庁舎なので一般人が自由に立入ることはできませんが、エントランスホール1階部分とそれに隣接している中庭、広報展示室は見学することができます。
予約不要ですが、警備員の方の指示に従って入館手続きを行ってください。
【おむすび】卒業式後のシーン しおさい公園

ポートライナーに乗り、やってきたのはしおさい公園!こちらは、2025年に放送された「おむすび」の撮影で使われた場所です。
作中では、栄養学校の卒業式のあと、主人公の結たちが集まった場所として登場します。

しおさい公園はポートアイランドの西岸にある公園で、神戸港など神戸っぽい景色を眺めることができます。
もともとは貨物船が停泊するコンテナバースでしたが、2007年に公園として再開発されました。公園の隣には神戸学院大学や兵庫医科大のキャンパスが立ち並んでいます。

公園の南の方には BE KOBE モニュメントがあり、フォトスポットとしても楽しめます。
BE KOBE モニュメントといえばメリケンパークのものが有名ですが、こちらは人が少ない穴場なのでゆっくり写真が撮れそうですね。
以上、三宮駅から巡る神戸の朝ドラロケ地でした!朝ドラが好きな方はもちろん、そうでない方にもおすすめのスポットです。
神戸市内には他にもドラマや映画のロケ地がたくさんありますので、ぜひ一度足をはこんでみてください!
【取材・撮影・記事執筆】

