
耐震性が不足している「兵庫県庁舎」の建て替えなどの再整備を考えるプロジェクトに加わる事業者が決まり、どんな提案がされているかイメージ図などが公開されています。
神戸市中央区下山手通5-10-1
これまで兵庫県庁舎は、耐震基準を満たさない「1、2号館」と「議場棟」「県民会館」などを解体し、「新庁舎」と「県民会館」を一体整備することが検討されてきました。
今回は基本計画を一緒に考える事業者が公募され、元町駅から県庁エリアにいたる「モトキタエリア整備計画」も含めた提案をしてもらい、「昭和設計・NTTファシリティーズ設計共同体」が県のパートナーとして選ばれてます。

公開されたイメージ図は、こんな感じ。「1号館跡地」に背の高い「新庁舎」があり、3号館横に描かれている半分くらいの高さのものが「新議会棟」。
3棟がそびえたつ今の姿とは変わり、元町方面から「県公館」の西側へ来ると「山」が見え、「シンボルロード」になればと考えられています。

2つの建物は「連絡通路」でつながっていて、間の「2号館跡地」には駐車場や「民間提案施設」が入るイメージ。

庁舎の「連絡通路」の下は南北で5mの高低差があるので、そこを「大きな階段」にすることも提案されてます。
通勤通学など日常の通り道になったり、憩えるベンチやちょっとしたイベントスペースとして使える広場のようなイメージです。

新庁舎の低層部は、行政や県民の発信拠点として活用でき、1階ロビーは「ごこくホール」として兵庫県の魅力を発信するPRソーンなど今より人でにぎわう場所にしていきたい考え。
「モトキタエリア」に関しては、具体的な姿は分かりませんでしたが、平日はこのエリアに「留まりたくなる要素」を、休日はエリアに「来たくなる要素」をいろんな面から検討していくそうです。
今回のイメージ図のまま行くということはないですが、プロジェクトの方向性には大きく関わっていくことになります。
県庁舎の建て替えには、「民間ビル」に機能移転の費用など課題もありますが、民間企業の知識や経験が加わったことで、計画がより良いものになっていくといいですね。
















































現兵庫県庁は、もともと、県一高女(兵庫県立神戸第一高等女学校、現兵庫県立神戸高等学校)があった場所。孫文が訪日したときに講演を行った場所でもある。
現在その周辺は、幼稚園、保育園、子ども園から小、中、高、大学が拠を構える文教地区であり、さらに、県庁の北側は神戸屈指の住宅街でもあり、日本の戦後復興、経済成長をけん引した先達を数多く輩出した土地柄でもある。
日本最初の周産期専門病院であり、産科、婦人科、小児科を抱えるパルモア病院がある土地柄でもある。
人口減少のさなかにある日本にあって、単に商業施設を併設するというのであれば、三宮、元町、ハーバーランドと競合し客の取り合いとなり、共倒れを招きかねない。
県庁再建、地域再開発に当たっては、歴史背景、地域性、地域住民の意向をくみ取った、土地柄にふさわしい県庁にしていただきたい。