画像:公式サイトより
『武庫川女子大学』が2027年度から「共学化」するという方針発表を受け、在校生を中心に「反対」の声が上がっています。反対するオンライン署名は4万筆を超えました。
西宮市池開町6-46
画像:公式サイトより
武庫川学院は、女性に高度な教育の機会を設けるため1939年に創設。それから10年後に大学が開学し、1962年の「薬学部」をはじめ「建築学部」「経営学部」などが開設されました。
今年4月には「環境共生学部」を開設して13学部21学科に。大学院8研究科14専攻をあわせて、1万人の学生が学ぶ全国最大規模の女子総合大学です。
運営する学校法人武庫川学院が先日発表した「共学化」方針は、武庫川女子大学の環境・教育・学術研究を助成に限定せず、広く性別・年齢にかかわらずひらくべきだと考えて発表したんだそう。
附属中学校・高等学校については、女子校として継続するそうです。
この共学化方針の発表は、世間でも大きな話題に。
若者人口が減少傾向にあり、女子大が募集停止や共学化を迫られるなかで、共学化に理解を示す意見がある一方、在校生らを中心に「反対」の声も上がっています。
共学化方針に反対する署名
画像:change.org
オンライン署名サイトで立ち上げられた「武庫川女子大学の共学化の決定:反対と一時停止を求めます」は、共学化方針への反対、中止、または延期を求める署名活動で、6月20日時点で約41,800筆が集まりました。
この署名では「なぜ学生にアンケートを行わずに方針を発表したのか」「新1回生の入試募集前に公表し、現1回生が卒業するまで共学化実施を待てなかったのか」「女子大学であることを理由に入学した学生の気持ちはどうなるのか」などが問題提起されています。
署名は2025年7月17日に締め切り、7月20日に理事会に提出するとのことです。
在校生によれば、発表前日の夜中に突然「メール」で、2年後に共学化することが知らされたのだそう。署名活動では方針決定の透明性を求めるほか、拙速な実施に対する見直しや再検討を求めていくそうです。
◆関連リンク
・武庫川女子大学 – 公式サイト
・武庫川女子大学の共学化の決定:反対と一時停止を求めます – 署名サイト
あさみ
「今年こそダイエット」が口癖です。
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