神戸の小学校における組体操が禁止される模様。2020年度から

神戸市教育委員会が、運動会・体育大会における組体操を来年4月以降(2020年度から)禁止すると発表しました。

また、組体操の要素を含んだ技も禁止するそうで、タワー・ピラミッド・サボテン・飛行機・倒立・肩車・人間おこし・人間ロケットが他のプログラムで行われることが禁止されます。

実際に事故事例があったんだと思いますが、タワー・ピラミッドの他に、倒立、肩車なども禁止となっています。

市長は反対してるけど、結局、神戸の小中学校では『組体操』をしてるのかしてないのか。今秋は92校が実施予定

2019年9月12日

神戸市長からの通知や全国的な実施率の低下、もっと言うと「教員間のいじめ問題」もある中で、市長と教育委員会の間で懸案だった事項について、ある程度この流れは想定できた範囲かなとも思っています。

少し掘り下げて議論をすると、参加がある程度強制される授業で行う体育と、任意で参加するクラブ活動で行うスポーツについて、どちらも、体力的に一定の負荷をかけて体力の向上の行うものですので、「組体操」「組体操以外の体育」「クラブ活動」の違いについては、整理したいのが正直なところです。

いずれにしても、組体操で事故があったことが事実なので、どの体育やクラブ活動をするにしても安全対策が必要です。「事故」と「教育」と「スポーツ」については今後も適切な議論が行われていくことを期待しています。

 

この記事を書いた人

カズマ

神戸ジャーナル 編集長

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