
神戸駅の海側で、周辺エリアの「浸水」を防ぐために新しく作られた『雨水ポンプ場』が運転を開始します。
JR神戸駅の南東に位置する「東川崎町」周辺エリアの浸水対策として、2018年度から整備が進められきた『新東川崎ポンプ場』です。
神戸市中央区東川崎町4丁目地内

このエリアは地盤が低く、これまでに台風などの高潮時には海水が逆流し、何度も「浸水被害」にあってきたのだそう。
特に2018年の台風21号が襲来したときには、観測史上最高の潮位を記録し、国道2号の冠水や床上・床下浸水が発生するなどの被害が発生しました。

神戸市では同じようなことが起こらないようにするために、新しい「雨水ポンプ場」と、そこに雨水を流すための「地下トンネル(雨水幹線)」の建設に着手。
神戸ジャーナルでは昨年、建設中の地下トンネルの中に潜入したことも。トンネル内を小学生の子どもたちと歩いてみた様子など知りたい人は、こちらの記事をどうぞ。
トンネルへの潜入当時「ポンプ場」は建物の外側を作っているところでしたが、この春に完成し、4月26日に供用が開始されます。
従来の5倍の力で雨水を海に排水できるようになり、周辺の浸水被害の防止に大きく期待できるそうです。
名称
新東川崎ポンプ場
所在地
神戸市中央区東川崎町4丁目地内
計画排水能力
5.7m3/秒(従来の能力の約5倍)
このエリアでは、ほかにも土地の「嵩上げ工事」や「防潮施設」の設置など浸水対策がとられてます。
全国的に大雨による被害も多く聞かれるなか、対策が進むのは心強いですね。
◆関連リンク
・神戸駅周辺地区浸水対策事業 – 公式サイト
やよい
「推し」のライブによく出没します。
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