全国の教育現場をICTの力で支える『Siba Service』に潜入してきた。未経験からのスタートもOK!神戸で「エンジニア」求人 ~就職・転職~

各線三宮駅から徒歩圏内に開発オフィスを構える『株式会社 Siba Service(以降、Siba Service)』は、日本の教育機関への「ソフトウェアの開発」や「ICT機器の導入・運用の支援」を行う会社で、今年で起業して13年目を迎えます。

今回は『Siba Service』が、ベンチャー企業として神戸の開発企業になるまでの「経緯」や「ICTを使った教育現場の今」、これからの「展望」についても聞いてきました。

代表の芝辻 裕太さん(32)は、関西学院大学在学中に、自身が感じた「学生目線での不自由さ」を解決するべく、学生起業家として『Siba Service』を起業し、アプリ開発を始めました。

3年前、神戸に移転しオシャレなオフィスを構え、急激に成長し続ける企業ですが、創業メンバーのほとんどが未経験からのスタートというから驚きです。

INDEX
● どんなことしてる会社なの?
● Siba Serviceで働くメンバーに注目!
● 神戸らしい立地で開放感のあるオフィス
● 【求人情報】未経験OK!エンジニアになれる

どんなことしてる会社なの?

まず『Siba Service』では、大きく分けて2つの事業があります。

1つ目が大学向け「クラウドサービス」で、もう1つがiPadなど小中高校生の学習端末に使用するICT機器導入支援サービスです。

扱っている独自の「クラウドサービス」は大きく6種類ありますが、中でも「Knowledge Portal(ナレッジポータル)」は、関西だと龍谷大学・関西大学・同志社大学など名だたる大学でもすでに数多く利用されています。ここ数年は首都圏の大学や国立大学からの問い合わせも増えているんだとか。

「Knowledge Portal(ナレッジポータル)」は、時間割や休講、補修をスマホですぐに確認することができ、学生と教職員間のコミュニケーションをスムーズにするためのスマホアプリです。

教育現場で必要な情報・手続き関連を一本化してチェックできる 日本初のスマホ ポータルアプリで、学生のかゆい所に手が届くありそうでなかったシステム。

学生にとってはもちろん、大学側にとってもメリットがあることが「Knowledge Portal」を利用いただく目的だと考える『Siba Service』。

具体的な機能例としては、時間割・休講・補講などの最新の授業情報がアプリに集約できるので、「行ってみたら休講やった!」みたいな学生時代のあるあるが減ります。

また『スマホ学生証』を発行することで、持ち歩く手間や紛失のリスクが減るだけでなく、大学側にとってはICカード学生証の発行コストの削減につながります。他にも、情報変更の際には即時反映ができるので、情報発信のスピード感が格段に向上します。

このように学校ごとの課題に合わせて、いろんな機能を一つのアプリに詰め込めるのが「Knowledge Portal」なんです。

Knowledgeシリーズでは、ほかに「IstReserve(イストリザーブ)」という部屋・席・モノなどの予約管理ができるシステムも。

ラーニングコモンズなど、おしゃれな「学内施設の座席予約」や「設備備品のレンタル」を、パソコン・スマホなどのチェックイン端末から、いつでも・どこでもできるというものです。

このシステムを「Knowledge Portal」とも情報連携することで、施設や備品の貸し出し状況がタイムリーにわかります。

いろんなシステムを導入してもチェックするのは「Knowledge Portalひとつだけ」というのが管理しやすくていいですね。

数年前から文部科学省の推進により「GIGAスクール構想」が進められており、全国の小中高校生がパソコンを用いて授業を行います。

Siba Serviceでは、学習活動を進めるための支援サービスの開発も行っているようですが、多くの学校と「Knowledge Portalの導入」を進めていく中で、自身の学生時代には見えなかった  教育現場におけるIT導入の難しさ  を再認識したと言います。

だからこそ求められるのは、あらゆる目線で考えた提案であることと、各大学ごとの課題にいかに寄り添ったオーダーメイドの提案ができるかどうかということ。

ここにこそ「チームSiba Service」の見せ所があるように感じます。

というのも、Siba Serviceが提供している「ナレッジポータル」はあくまで枠組みであり、中に組み込む具体的なサービスは学校ごとにセミオーダーなんだそう。

完成したクラウドサービスの導入を提案している会社なのかな?と思っていましたが、たった20人ほどのメンバー(外部含む)で、1校1校の課題と向き合って開発をしているんですね。

芝辻さん
できあがった製品をそのまま提案するのではなく、開発会社ならではの利点を活かして日本の学校の要望に応えられる柔軟なサービス開発を進めたい。そのために、より良いコミュニケーションがとれる神戸の地で、高度な技術者と一緒にやっていきたいです。

よりマンパワーとチームプレイが大切になってきそうですが、『Siba Service』が大切にしているのはどういった点なんでしょうか。

Siba Serviceで働くメンバーに注目!

ITの分野って専門性が高くて難しいイメージを持ちますが、これだけ急成長を遂げている企業のメンバーが全員「未経験」ってどういうことなんでしょう?

代表の芝辻さんに働いている人たちの共通点を聞いてみたところ…。

分からないことを自分で調べて情報を貯めていくのが得意な人が多く、また、オン・オフのメリハリがしっかりした職場の雰囲気が仕事のパフォーマンスに寄与しているように感じるとのこと。

実際、働くスタッフのみなさんにSiba Serviceで働くおもしろさを聞いてみたところ…。

自分がやりたい、良いと思う点をすぐに製品に活かすことができ、意見を尊重し合える環境です
頑張りや成果を認め、評価してもらえます。また、自分のやったことが会社にどのように影響を与えているかが、実感しやすいです。

これらの意見はとても多かったです。

現在、営業は基本的に芝辻さんひとりに1本化しているそうで、『Siba Service』としてお客様にご提案する上での軸がブレず、またその方向性をエンジニアやデザイナーなどが理解し、全員が各々の持ち場で動いてくれるという流れができていると芝辻さんは感じるそう。

また、それぞれの持ち場はありつつ「チームワーク」がとても大切なので、同じプロジェクトに関わるエンジニア同士、自席からひょっこり顔を出して「今どんな感じ?」「これどう思う?」みたいな会話をするのが日常的な光景のようです。

その中心にいるのが、創業当初から芝辻さんと会社の成長をたどってきた植田真史さん。

もともと文系出身でありながら独学でプログラミングなどの技術を習得し、今のようにメンバーが増えるまでは植田さんが『Siba Service』で、ほとんどのシステム開発を担っていたと言います。

「分からない人の気持ちが分かるエンジニア」だからこそ、未経験の人が入った際の「教育サポート」や「影武者のようなフォローアップ」も担えるんですね。

代表の芝辻さんいわく、「植田さんのすごいところは、最先端技術にも精通している点」とのこと。

比較的古いものを好むという「芝辻さん」と、最先端技術へのアンテナ力のある「植田さん」。2人は高校時代からの友人で、金銭面で非常に厳しかった創業当初には、東京から大阪まで自転車で帰ってきた思い出も。

2人が互いを尊重し合う関係性があるからこそ、幅広い情報の中で比較・精査した上で、『Siba Service』としてベストな提案ができるのだと感じます。

13年苦労を共にした今、芝辻さんにとって植田さんは、より一層「よき相棒」であり、エンジニアとしてチームで仕事をする上でも必要不可欠な存在になっているようです。

同じく芝辻さんの高校時代からの友人でもあり、アプリのデザインを担当する渡邉さんは現在チーフデザイナーとして働いています。



(一例)スマートフォン版アプリ

もともとデザインの専門知識はなく、まったくの未経験だったようですが、見栄えのいいデザイン性だけでなく、「UI/UX」を意識したデザイン、つまり使う人や使い方を考えてデザインすることを大切にしています。

最近だと大学に留まらず小中学校でのアプリ導入をすることもあるようですが、小学生と大学生では使う言葉はもちろん異なります。また、ボタンのサイズや位置・色など細かな部分でも、利用する人が見やすいと感じられるデザインであることは、導入後の満足度や継続的な利用の有無に大きく影響します

開発の企業で、社内にデザイナーを抱えているというのは結構珍しいんじゃないでしょうか。

ITの分野って専門性が高くて難しいイメージを持ちますが、エンジニア・デザイナーも未経験から現在はプロフェッショナルとして活躍しているメンバーがたくさんいます。

独学で学んできた創業メンバーは、より強い想いを持って、芝辻さんと同じ方向を向いて突っ走ってきたそんな13年だったように感じます。

そんな人たちに支えられ、神戸に移転後の約3年で社員数はあっという間に4倍以上に。今では全国の大学からお声がかかっています。

個人で黙々と作業する時間も多い分野なので、出社時間などは比較的柔軟で、現代の働き方にあった「自由」な部分もあるようですが、フルリモートにしていない理由はコミュニケーションを大切にしたいという考えから。

ネスプレッソマシーンの美味しい珈琲を飲みながら(無料)、仕事の共有やちょっとした相談が自然とできる社風が、未経験の人でも挑戦できる雰囲気に繋がっているのだと感じます。

うちの会社は芝辻さん立案のイベントも多いです。(夏の鮎掴み・メンバーの誕生会・フェリーで忘年会・ハロウィンパーティーなど)

『Siba Service』としての魅力のひとつとして「イベント」についても多くの意見がありました。

年間の半分以上神戸に居られないほど全国を飛び回っている多忙な芝辻さんが、まさかの企画立案者なんだとか。自由参加のようですが、参加率は高めで、適度な距離感も心地よく働けるポイントになりそうです。

神戸らしい立地で開放感のあるオフィス

ちなみにオフィスは、貿易センター駅からすぐの「神戸商工貿易センタービル」にあり、広い窓が設けられた開放的な空間です。

手前のオープンデスクは、デザインや経理などのバックオフィス業務が中心で、奥側の区切られたプライベート感のあるデスクがエンジニアの作業スペースになっています。

こちらのL字型デスクはエンジニア専用デスク。机の上にパッと見ただけでも6~7台ほどスマホが並べられているあたりがエンジニアっぽくてかっこいい!

ちなみに、プライベート空間がしっかり確保できているだけでなく、きちんと個人情報を保護している企業であることの証であるプライバシーマーク(Pマーク)も取得しています。

【求人情報】未経験OK!エンジニアになれる

変化する教育現場に対応するべく、まだまだマンパワーが必要だと話す芝辻さん。

『Siba Service』では、新メンバーを募集しているそうで、即戦力となってくれる「経験者」はもちろん大歓迎ですが「未経験者」や「大学インターン(アルバイト)」も大募集中だそうですよ。

実際、神戸大学の学生さんが開発経験ゼロからの状態でアルバイトとして活躍しているようで、これからも積極的に大学生メンバーとも関わっていきたいと芝辻さん。

仕事内容は大きく分けて「営業」or「エンジニア」の選択肢があります。

コミュニケーションを大切にし、分からないことを調べて試すことを苦と感じない人。そして、仕事に対して「やりがいと責任感」を感じられる人であれば未経験の方もウェルカムとのことです!

あと「神戸で働きたい」という人には期待を裏切らないオシャレオフィスです。

周辺にある「みなとのもり公園」や、現在再開発中の「東遊園地」、昨年オープンした「こども本の森」などなど。自然豊かでありながら、都会的な雰囲気も感じられる、まさに神戸らしさが詰まったエリアですよね。

職場見学などもできるみたいなので、まずは覗いて職場の雰囲気を感じたいというのもいいのではないでしょうか。

DX推進や大学改革など、学校が取り巻く環境が目まぐるしく変化している中で、これから先は職員の「業務改革」や「労務削減」なども加味した幅広い提案をしていきたいと、開発のフロントランナーとしての意気込みを語っていただきました。

神戸発で「全国の教育現場」を変えていく『Siba Service』の活動に、これからも注目していきたいと思います。

企業名株式会社 Siba Service (公式サイト
職種フロントエンドエンジニア 2名
バックエンドエンジニア 2名
インフラ/ネットワーク/セキュリティ エンジニア 1名
勤務形態フレックスタイム制 (コアタイム 11:00〜16:00)
休暇土・日・祝日
給与・賞与応相談(想定年収376万円〜1,000万円)
※ 資格手当等あり※ 年1回の査定あり
賞与 年2回(夏8月/冬12月)
求める人材・コミュニケーションを大切にできる方
・主体的に調べたり試したりできる方
・成果物に対して自信と責任をもって仕事に取り組まれる方
・性別不問
・未経験OK
 

この記事を書いた人

このみ

花や夕焼け空を眺める時間が好きです。

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