思った以上に見どころがテンコ盛りの『舞子公園』。天気が良いとさらに楽しい

神戸市の西端にある舞子エリアは、お隣の明石市との境界線が近く、本州と淡路島を結ぶ「明石海峡大橋」ががっつり架かっていることでも知られています。こういうロケーションって、近くにあるようで、なかなかありません。

この、人気映画のロケ地にも選ばれるような好位置に広がっているのが『舞子公園』です。名前だけ聞くとかわいらしい感じがしますが、実は見どころ、楽しみどころが意外なほど多いので、まるっと紹介していきましょう。


神戸市垂水区東舞子町2051

改札を出てすぐ。明石海峡大橋は見ても歩いても楽しい

JR舞子駅の改札を左に出ると、目の前には明石海峡大橋と淡路島。そして、穏やかな瀬戸内の海の景色が広がっています。改札は地上から一段上の高架橋とつながっていますので、案内板に従って歩いてみましょう。

線路や国道をまたぐ高架橋は、舞子公園へアクセスする遊歩道になっています。南の方向を向くとこんな案内が。

ここには書かれていませんが、舞子公園は松林のある中央地区をはじめ、海に面した南地区や『旧木下家住宅』のある西地区など5つの地区に分かれています。まずは国道2号を越えて、海側の南地区へ行ってみましょう。

導かれるように向かったのは『舞子海上プロムナード』。明石海峡大橋のことが学べる体験型展望施設で、舞子公園のメインスポット的な場所でもあります。入口は橋の真下にあるので、左側へグルっとまわりましょう。

入館料
大人 310円、小・中学生 150円、小学生未満は無料

同じ舞子公園内にある『孫文記念館』と『橋の科学館』もまわるのであれば、「3館共通入館券」(680円)がお得です。

明石海峡大橋は主塔間距離が1,991mもある世界最長の吊り橋で、全長は3,911m。もともとは3,910mの予定で建設が始まりましたが、阪神・淡路大震災による地盤のズレから、全長が1m長くなったそうです。

 

 

入口のある1階からエレベーターで8階へ上がると、全長約300mの回遊式遊歩道(プロムナード)が現れます。海面からの高さは47mもあり、フェンスをすり抜ける海風をまともに受けると寒いくらい。

途中にある展望ラウンジには、ゆったりと休憩できるスペースのほか、トイレやレストラン、お土産店などが。

橋の主塔に登った気分が味わえる展望カメラシステム。高さ300mからの眺めは必見で、カメラアングルを自由に変えることもできます。

ふたたび遊歩道へ進むと、展望広場の手前に異質な空間が。まず、丸木がおかしいですし、地面が透けて見えるのもかなりおかしい。ガラスの面積も広すぎで、もはや逃げ場はありません。

ならば思い切ってオン・ザ・丸木橋。明石海峡が真下に見えて、スリリング極まりないです。もちろんガラスの上を歩いても大丈夫ですが、下っ腹の辺りがふわーっとしそう。なんなら丸木の方が安心できるかもしれません。

 

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