1871年 (明治4年)7月に誕生した、わが国初の鉄道トンネルは?【神戸クイズ】

神戸のことをもっと知れる【神戸クイズ】のコーナーです。

今回のクイズをどうぞ。

 

 問題 
1871年 (明治4年)7月に誕生した、わが国初の鉄道トンネルは?

 

①石屋川トンネル
②都賀川トンネル
③生田川トンネル
④住吉川トンネル

 

正解は......

 

 

 ①石屋川トンネル  です! 

問題提供:神戸商工会議所 第6回神戸学検定 初級 問17(平成24年)

 解説  石屋川トンネル/石屋川隧道(いしやがわずいどう)

神戸市の東海道本線住吉駅ー灘駅間、現在の住吉駅 – 六甲道駅間に存在した鉄道トンネルで、日本で初めて開削された鉄道トンネルです。

大阪・神戸間に日本で2番目の鉄道を通す際、当時の車両は勾配に弱かったことから、天井川であった芦屋川・住吉川・石屋川はトンネルを開削し、その下を通すことになりました。

その中でも、最初に開削されたのが「石屋川トンネル」で、1871年(明治4年)7月に竣工し、1874年(明治7年)の鉄道開通で供用が開始。

設計はイギリス人によってなされ、水流を仮の木橋で変えていったん川を取り崩し、レンガを積みトンネルを組み立てた後、再び川を埋めなおすという開削工法がとられました。

東海道本線の全通後、1894年(明治27年)には輸送量の増加にあわせ同線の複線化が決定。この時はトンネルの下半分を掘り下げ、垂直にする工法が取られました。

さらに1919年(大正8年)には複々線化に対応するための工事が行われ、この時トンネルは解体されて4線を越える水路橋となり、1976年(昭和51年)には高架化のため、石屋川の地盤強度を高める必要から埋め立てられました。

 

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