クリエイターと学生が、神戸の「一次産業」から新しい価値をうみだす『KOBE“にさんがろく”PROJECT』が、参加する学生を募集しています。
KOBE“にさんがろく”PROJECT
募集期間:2021年10月17日(日)24:00まで
2012年からはじまったこのプロジェクトは、神戸の農水産業の「六次産業化」・他分野との連携を深めていくことを目的としています。
若者のアイデアと企業のノウハウを活用した新たな「ものづくり」と、若者・企業・農漁業者の連携や交流を促進する新たな「ネットワークづくり」をすすめてきたそうです。
今年は、神戸で活躍するクリエイターと学生チームからなる『ノーギョ・ギョギョ・ギョギョーラボラトリーズ』として、幅広い視点でクリエイティブな活動を展開していきます。
4チームに分かれ、それぞれのテーマについて制作活動を実施します。
【チームA】都市住民が農地で学ぶ「MICRO FARMERS SCHOOL YOUTH」
具体的な取り組み「ローカル素材のCRAFT納豆が伝えられること」
神戸産の大豆や稲藁・野草を使い納豆をつくり、六甲山の木から生まれた経木で包むという「CRAFT納豆づくり」をします。
参加クリエイター:小泉亜由美((一社)KOBE FARMERS MARKET 理事)
【チームB】漁業と市民の新たな接点を生み出す「神戸の海と魚と」
具体的な取り組み「神戸の魚を地元で知ってもらうために」
現場の方に、神戸でとれる魚や漁法についてお話を伺います。実際に自分たちで魚を捌き調理してみることも含めて、体験を通じてリサーチを進め、第三者にわかりやすく伝える方法を検討します。どのようなアウトプットが効果的か、実際のマーケットでの活用を想定して考えます。
参加クリエイター:近藤聡(明後日デザイン制作所/グラフィックデザイナー)
【チームC】都市で農を考え、農に取り組む「SKY CULTIVATION」
具体的な取り組み「空の畑を耕す」
ビルの屋上で木を組んで、プランターを作り、土を運び、種を蒔いて、植物を育て、それを食べる。アーバンファーミングを通して新しい価値を生み、神戸の街への想いが拡がっていく。そんな場所を、自分たちの手でつくります。
参加クリエイター:高橋渓(col.architects/建築家)
【チームD】神戸の農業や漁業に関する活動を横断するメディアづくり
具体的な取り組み「神戸の農業・漁業に関する活動をつなぐ雑誌の制作」
神戸の農業・漁業にまつわる取り組みや食文化の魅力を横断的にまとめ、発信する雑誌をつくります。クリエイターを含むチームで、取材・編集・デザインなど「雑誌制作」のプロセスの一部を共に実践。学生ならではの視点で、10~20代の若い人々にも魅力が伝わる雑誌を目指します。※取材や撮影などのレクチャーも予定しています。
参加クリエイター:藤原幸司(4S DESIGN/グラフィックデザイナー)
そのほかプロジェクトの詳しい内容などは、公式ホームページからチェックできます。
活動期間
2021年10月~2022年1月
※期間中、月に2日程度活動。各チームにより異なる。
募集対象
神戸で活動できる大学(院)生/短期大学生/専門学校生
その他の条件はこちらから
参加費
無料(交通費・飲食費などは自費負担)
募集定員
A・B・Cチーム:各5名/Dチーム:10名 計25名
応募
提出された内容を元に選考されます。
【応募方法】こちらの「申し込みフォーム」に必要事項を記入。
【締め切り】2021年10月17日(日)24:00
【結果通知】2021年10月20日(水)にメールで通知
※応募多数の場合は選考がありますので、応募理由などは具体的にご記入ください。
※応募の際は第2希望まで記入できますが、選考の結果その他のチームになる可能性があります。
今年の5月には、同プロジェクトで生まれた商品が発売されています。クリエイターや一次産業などに興味のある人はチャレンジしてみてはいかがでしょうか。
「六次産業化」とは、農林漁業者(1次産業)が生産だけでなく、食品加工(2次産業)、流通・販売(3次産業)にも取り組み、それによって農林水産業を活性化させていこうという取り組みのことです。
「1」次産業が、「2」次産業と「3」次産業にも取り込むことから、かけ算をして「6」次産業と呼ばれているそう。
プロジェクト名の「にさんがろく」も、ここからきているのかもしれません。
◆関連リンク
・ノーギョ・ギョギョ・ギョギョーラボラトリーズ – 公式サイト
ふうか
基本どこへ行くのも徒歩で移動します。
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