現在放送中のWOWOWオリジナルドラマ『ながたんと青と-いちかの料理帖-』で、「神戸迎賓館(旧西尾邸)」や「旧乾邸」が登場しています。
神戸市須磨区離宮西町2-4-1
神戸市東灘区住吉山手5-1-30
『ながたんと青と-いちかの料理帖-』は、月間漫画雑誌「Kiss」にて連載中の漫画を実写ドラマ化したもの。
「Kiss」は「逃げるは恥だが役に立つ」「東京タラレバ娘」「やんごとなき一族」など、数々の恋愛ドラマの原作を連載してきました。
ドラマの気になるストーリーは、こんな感じ。
舞台は1951年、戦後の京都。老舗料亭「桑乃木」の娘・いち日(門脇麦)は夫を亡くし、ホテルの厨房で料理人として働く日々を送っていた。西洋料理の世界で生きていく決意をしたいち日だったが、一方で実家の料亭「桑乃木」は戦後の客離れが止まらず、経営危機にさらされていた。料亭への援助を受けるため、大阪のホテル経営者・山口家との縁談が持ち上がるが、そのお相手はまさかの19歳の大学生・周(作間龍斗)。周は、つんと辛い“青と”(青とうがらし)のような歯に衣着せぬ発言をする若者で、いち日と一触即発の状態となるが――いち日は亡き夫が残した“ながたん”(包丁)を手に、「桑乃木」再建のため、政略結婚を決意する。
WOWOW公式サイトより
原作者の「磯谷友紀」さんは、2005年「スノウフル」でデビューし、「本屋の森のあかり」など多数の作品を手がけてきました。
ドラマは、監督を映画「サマーフィルムにのって」の松本壮史さんが務め、脚本をドラマ「地味にスゴイ!校閲ガール・河野悦子」「大江戸もののけ物語」の川﨑いづみさんと弓削勇さんが執筆しています。
今回主演を務めるのは、「門脇麦」さん。経営危機にさらされる料亭「桑乃木」のため、政略結婚を決意する娘・いち日(いちか)を演じています。
19歳ながらいち日の夫となった大学生・周(あまね)を「HiHi Jets/ジャニーズJr.」のメンバーである「作間 龍斗」さんが演じます。
他にも、いち日の妹役をももいろクローバーZの「百田夏菜子」さん、伯母役を「戸田恵子」さん、料理長役を「板尾創路」さん、いち日の上司役を「中村蒼」さんが演じるほか、次のようなキャスト陣が集まる作品となっています。
中村蒼/久間田琳加/白石隼也/飯田基祐/床嶋佳子/小野武彦/菊池亜希子/加藤小夏/武田航平/まもる(お笑いコンビ もも)/吉川太郎(AmBitious/ジャニーズJr.)/小柴陸(AmBitious/ジャニーズJr.)(敬称略)
画像:神戸フィルムオフィス公式Twitterより
「神戸迎賓館(旧西尾邸)」での実際の撮影風景はこちら。
通天閣を手掛けた建築家「設楽貞雄」によって設計され、1919年に竣工されてから100年以上経っていて、兵庫県指定重要文化財にもなっています。
もともとは国内外の賓客をもてなしてきた貿易商の邸宅なので、大正時代流行していた最先端のスタイルが反映された洋風建築で、当時の雰囲気を楽しめます。
『神戸迎賓館(旧西尾邸)』は、YouTube動画内2分39秒あたりで登場します。
主人公、いち日が務めるホテルのレストランとして用いられています。ドラマの中の舞台は、1951年戦後の京都ではあるものの、当時の雰囲気を演出する上で、重要かつふさわしいロケ地ではないでしょうか。
こちらの動画では、21分34秒くらいから周が家で過ごす様子が映りますが、これは『旧乾邸』で撮影されたものだそう。
1936年ごろに建設された建物で、建物全体が神戸市指定有形文化財に、そして庭園も神戸市指定名勝になっています。
作中のメニューが実際の場所で楽しめるイベントも同時に開催されます。
「神戸迎賓館(旧西尾邸)」で、3月31日から「ながたんと青と –いちかの料理帖–」特別コラボメニューコースとして、先ほどの映像でも登場するオムレツなど作中に登場する料理を楽しめるメニューが始まっています。
「作品で見た料理」を実際に撮影された場所で味わうことができるのは、とてもうれしいですね。
詳細や予約はLE UN 神戸迎賓館公式サイトにて確認してください。
この作品はWOWOWオリジナルドラマなので、WOWOW加入者は「実際の放送/アーカイブ」のどちらも見ることが可能です。
全10話で5月末までの放送が予定されていて、第1話はYouTubeで無料公開中なので、気になる方はぜひ。
ちなみに神戸で撮影された映像作品については、こちらの記事でも紹介しています。
◆関連リンク
・ながたんと青と -いちかの料理帖- | WOWOW – 公式サイト
・神戸迎賓館 旧西尾邸 – 公式サイト
ありさ
スイーツとハロプロのアイドルが好き。
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