2023年2月23日(木・祝)に全国公開される映画『湯道(ゆどう)』の撮影は、「有馬温泉」で行われたみたいです。
「湯道」とは、脚本家・放送作家の「小山薫堂」さんが、日本特有の入浴行為を文化の一つとして捉えて2015年に提唱した言葉なんだそう。
小山さんは映画「おくりびと」の脚本を手掛け、「くまモン」の生みの親でもある人物です。
今回の映画は、そんな小山さんの完全オリジナル脚本をもとに、映画「HERO」や「マスカレード」シリーズの監督・制作陣によって制作されました。
主演の三浦史朗役を「生田斗真」さん、史朗の弟役を「濱田岳」さん、ヒロイン役を「橋本環奈」さんが務めるほか、次のような豪華キャスト陣が集結した作品となってます。
天童よしみ/クリス・ハート/戸田恵子/寺島進/厚切りジェイソン/生見愛瑠/朝日奈央/ウェンツ瑛士/小日向文世/古田鋼太郎/窪田正孝/夏木マリ/角野卓造/柄本明(敬称略)
「神戸フィルムオフィス」の公式サイトによると、映画の撮影場所として有馬温泉にある「有馬川親水公園」と温泉旅館「月光園」が使用されたようです。
『湯道』の公式Instagramを見てみると、物語のメイン舞台となる「まるきん温泉」の建物は京都太秦にある撮影所に作られたらしいので、有馬温泉では特定のシーンのみを撮影した可能性が高いんじゃないでしょうか。
映画を観たとき「これは有馬温泉だ!」と気付くためにも、「有馬川親水公園」と「月光園」がどんな場所かチェックしておきたいと思います。
「有馬川親水公園」は、有馬温泉の「太閤橋」から「ねね橋」の間にある、有馬川の河川敷に作られた公園です。
河川敷に降りられる階段が何か所かあり、清流に触れながら散策できるスポット。有馬川に沿って春は桜、秋には紅葉が楽しめます。
「ねね橋」の真っ赤な欄干は特徴的なので、それが画面に映ったら有馬温泉だと思っていいかもしれません。
「有馬温泉月光園」は、有馬温泉の中にある旅館です。「游月山荘(ゆうげつさんそう)」と姉妹館の「鴻朧館(こうろうかん)」があり、二つは橋で繋がってます。
なかでも「游月山荘」のほうでは、テレビドラマ「忘却のサチコ 新春スペシャル」や「刑事ゼロスペシャル」などの撮影も行われたことがあるそう。
「これぞ温泉旅館!」といった風情のあるシーンが撮影できそうな場所ですね。
画像:ジ・アンタンテ公式サイトより
「神戸フィルムオフィス」によると、撮影は有馬温泉のほか、ハーバーランドにある「ラジオ関西」や六甲アイランドにあるタワーマンション「ジ・アンタンテ」でも実施されたようです。
「お風呂エンタメ」を銘打った作品ではありますが、ラジオ局やタワーマンションまで登場するということで、一体どのようなストーリーなのか気になるところ。
映画『湯道』のあらすじは、こんな感じです。
亡き父が遺した実家の銭湯「まるきん温泉」に突然戻ってきた建築家の三浦史朗(生田斗真)。
帰省の理由は店を切り盛りする弟の悟朗(濱田岳)に、古びた銭湯を畳んでマンションに建て替えることを伝えるためだった。実家を飛び出し都会で自由気ままに生きる史朗に反発し、冷たい態度をとる悟朗。
一方、「入浴、お風呂について深く顧みる」という「湯道」に魅せられた定年間近の郵便局員・横山(小日向文世)は、日々、湯道会館で家元から湯を学び、定年後は退職金で「家のお風呂を檜風呂にする」という夢を抱いているが、家族には言い出せずにいた。
そんなある日、ボイラー室でボヤ騒ぎが起き、巻き込まれた悟朗が入院することに。銭湯で働いているいづみ(橋本環奈)の助言もあり、史朗は弟の代わりに仕方なく「まるきん温泉」の店主として数日間を過ごす。
いつもと変わらず暖簾をくぐる常連客、夫婦や親子。分け隔てなく一人一人に訪れる笑いと幸せのドラマ。そこには自宅のお風呂が工事中の横山の姿も。
不慣れながらも湯を沸かし、そこで様々な人間模様を目の当たりにした史朗の中で徐々に凝り固まった何かが解されていくのであった・・・・・・。
映画公式サイトより引用
まもなく公開ということなので、気になる人はぜひ映画館で鑑賞してみてください。
ちなみに濱田岳さんは、先日放送されたNHK土曜ドラマ「探偵ロマンス」にも出演していて、撮影のため神戸市内の各所を訪れたみたいです。
神戸を舞台にした映像作品については、こちらの記事でも紹介しています。『Sin Clock』は2月10日(金)から公開中です。
◆関連リンク
・映画『湯道』 – 公式サイト
・神戸フィルムオフィス – 公式サイト
古田鋼太郎って誰?
吉田鋼太郎じゃないの?
間違いやすい名前、、、古田と吉田ってアプリが昔ありました。