神戸ポートミュージアムにある水族館「átoa(アトア)」で、温室効果ガス増加を緩和する役割として注目されている「ブルーカーボン」について学ぶ「壁面アート」が常設展示されています。
神戸市中央区新港町7-2
地球温暖化の抑制のため、生物多様性保全のため、アマモ場など海の植生の大切さを「アート」で表現した作品です。
自然界に排出された炭素の流れや、空気中から土壌中への炭素貯留速度などをイラスト中心に紹介しています。
壁画アートの向かいの壁に貼られたQRコードを読み込むと、詳細解説を入手することが可能です。
ブルーカーボンとは
地球温暖化の要因とされる温室効果ガスの二酸化炭素から、海(ブルー)で植生の光合成などを通じて貯めこんだ炭素(カーボン)のこと。大気中から炭素を貯めこむ量は陸よりも海の方が多いため、地球温暖化を抑制するためには重要な要素です。
特に「アマモ(海草)」は炭素を素早く貯めこみ、世界中の浅い海に広く分布していることから注目されています。
アマモの群生地「アマモ場」は、ブルーカーボンの貯留だけでなく、海に住む生きものの産卵場や生育場としても不可欠な存在なんだとか。
神戸の海にも「アマモ場」が見られ、神戸市は神戸空港島や須磨海岸で調査や環境整備を実施中です。
アマモを紹介する動画(協力:四国水族館)もあるので、参考にどうぞ。
展示場所
アトア 3階 ※常設
営業時間
10:00~21:00(最終入場20:00)※年中無休
※4月1日まで、営業時間を短縮しています。10:00~19:00(最終入場18:00)
入館料
大人(中学生以上)2,400円/小学生 1,400円/幼児(3歳以上)800円/3歳未満 無料
※入場時間指定制。当日券もあるが事前予約がお勧め
※来場日の1か月前からチケットの予約・購入が可能
※入場後の滞在時間に制限はなし。再入場不可
アトアでは4月24日まで、「さかなクン」によるイラスト展が開催されています。新しい壁面アートと一緒にいかがでしょうか。
◆関連リンク
・アトア átoa – 劇場型アクアリウム – 公式サイト
ゆう
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