東京オリンピック翌年に始まった昭和40年代は、どんな時代だったのでしょう。40年代の神戸と文学に関する企画展が行われます。
昭和レトロ~40年代の神戸と文学
2018年6月1日(金)~9月2日(日)10:00~18:00
神戸文学館
神戸市灘区王子町3-1-2
ファッションではアイビールックやヒッピースタイルが流行しミニスカートも登場。律子さん人気のボウリング、ハイセイコー人気の競馬がブームになり、社会現象となりました。
昭和45年には「大阪万博」が開かれ、東京オリンピック以来の熱狂を体感した人も多いでしょう。華やかさの一方で、大学紛争やオイルショックが起きたのもこの時代。『日本沈没』や『ノストラダムスの大予言』が昭和40年代の終わりにベストセラーとなり、「世紀末」が意識され始めました。
神戸では、昭和41年にポートアイランドの造成が始まります。「山、海へ行く」と称した大規模開発。また、昭和47年には山陽新幹線が岡山まで開通し、神戸から新幹線で東京へ行けるようになりました。この時代に神戸に暮らしていた田辺聖子は随筆の中で「生きていることがそのまま小説になりそうだったのは、昭和四十年代の神戸だった」と書きました。
今回の企画展では、昭和40年代を中心に、その助走期間(昭和35年~39年)と残り香の期間(昭和50年~54年)を含めた20年間ほどに焦点を当てました。この時代を描いた文学作品や当時の写真、雰囲気を伝える品を通して、時代の空気感を楽しんでください。
開館時間
【平日】10:00~18:00/【土日祝】9:00~17:00
休館日
毎週水曜日(休日の場合はその翌日)
◆関連リンク
・神戸文学館 – 公式サイト
カズマ
神戸ジャーナル 編集長
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