神戸開港150年記念事業の一環として、紅茶の大型イベントが開催されるそうです!神戸港から日本に入り広まった欧米文化の一つである「紅茶」を気軽に楽しんでもらおうと神戸ハーバーランド周辺やKIITOなどで色々なイベントが開催されます。
KOBE TEA FESTIVAL
supported by Sir Thomas Lipton
2017年1月27日(金)~1月29日(日)
中央区東川崎町1-6
このイベントは、紅茶の消費額が全国で最も多い神戸市から新しい紅茶のスタイルを発信するもので、紅茶の色・香り・味わいの違いを楽しむ、サー・トーマス・リプトンが新しく提案する紅茶体験、「TEASTING(ティースティング)」や、市街地では、路上の駐車スペースを賑わい創出の場として活用する、日本初の社会実験「パークレット」をはじめとする各所で、語らいながら紅茶を楽しむ「TEA STAND」を設置する予定です。
また、神戸市内外の紅茶に合わせてパンやスイーツを提供する「TEA SHOP マーケット」や、神戸から広がった西洋文化や紅茶の楽しみ方を学ぶワークショップなどを実施します。
1868年1月1日に神戸港が開港したことで、日本に広がり定着した欧米文化の代表・紅茶の魅力を改めて感じてもらい、街中で紅茶の香りが漂う、豊かな空間と時間をつくり、神戸らしい「紅茶スタイル」を提唱していくとのことです。
実施期間
2017年1月27日(金)~1月29日(日)
実施内容
TEASTING/TEA SHOP マーケット 10:00~18:00
神戸ハーバーランド umie MOSAIC海側 高浜岸壁
神戸市内外から集まった紅茶店のほか、紅茶に合うパンやスイーツの人気店が出店。チケットを購入(1,000円)して受け取ったカップで、各店で用意された紅茶を試飲できるほか、メインブースでは5種類の茶葉の色・香り・味わいの違いを利き分けるTEASTING体験も行える。
神戸街中TEA STAND 10:00~日没
KOBEパークレット、大丸、三宮一丁目センター街、元町1丁目交差点、北野町広場
街中にティースタンドが登場。場所ごとに産地の違う紅茶を提供する。(1月28・29日のみ実施)
「パークレット」とは、車道(停車帯)などにウッドデッキを敷き、憩いや賑わいの場を創出するもので、世界各国で設置されています。国内でも類似事例はありますが、車道の一部を利用したパークレットの設置は神戸市が日本初の取組みで、今年10月から社会実験を行っています。
セミナー/展示/ワークショップ
デザイン・クリエイティブセンター神戸KIITO
紅茶のほかに、神戸港から広がった西洋文化や、神戸の街づくりをテーマとしたプログラムを予定。(1月28・29日のみ実施)
1868 年1月1日(慶応3年12月7日)に開港した神戸港は、イギリスとの貿易が日本で最も盛んな港として栄えました。そのため、紅茶も原産地の中国からではなく、「1日に何杯も嗜むヨーロッパ文化」としてイギリスから神戸へ入り上流社会でもてはやされたといいます。
玄関口となった神戸では、1925(大正14)年に神戸紅茶株式会社の前身となる「須藤信治商店」が創業。1957(昭和32)年には、イギリスの大手紅茶メーカー「リプトン」が、日本初の生産工場として神戸紅茶を指定するなど、神戸は日本での紅茶の広がりを牽引しました。
総務省の家計調査2013年~2015年平均によると、一世帯が1年間に紅茶にかける金額は、神戸市が1,545円と全国で最も高く(全国平均767円)、消費量も387gで全国2位で(全国平均212g)、紅茶が日常に溶け込んでいる「紅茶のまち」です。
紅茶好きにはたまらないイベントですね。
◆関連リンク
・サー・トーマス・リプトン – 公式サイト
カズマ
神戸ジャーナル 編集長
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