2019年世界生活環境調査で神戸が「国内1位」になってる。総合ランキングで東京と並び49位

コンサルティング会社「マーサー」が、2019年世界生活環境調査として、世界ランキング「2019年世界生活環境調査(Quality of Living Survey) ‐ 都市ランキング」を発表しました。

その中で、神戸が国内ランキングでトップ、東京と同位の49位にランクインしたようです。

全世界のランキングでは、ウィーンが10年連続でトップ、僅差でチューリッヒが2位。アジアではシンガポールが25位でアジアトップです。

マーサーの世界生活環境調査は世界でも有数の総合調査として信頼されていまして、多国籍企業従業員の海外派遣などで活用されています。

今回の調査では、各都市における国内情勢の安定性、犯罪(治安)、司法機関による職務遂行能力、個人の自由への制限、他国との関係性、報道の自由などを評価した「個人の安全度ランキング」も併せて発表されました。

総合ランキング(231都市まで発表)で国内の都市だけ見ると、東京(49位)、神戸(49位)、横浜(55位)、大阪(58位)、名古屋(62位)が上位にランクインされています。神戸と同じ49位には、東京の他に、イギリスのバーミンガムやアメリカのシカゴなどが含まれます。

評価については、世界450都市において生活環境査定に必要な39の重要項目について評価しているとのこと。地域別分析では、日本を含むアジア・太平洋は以下のように評価されています。

アジア・太平洋
総合ランキング
アジアでは、シンガポール(25位)が総合ランキングのトップとなり、これに日本の東京(49位)、神戸(49位)、横浜(55位)、大阪(58位)、名古屋(62位)が続き、さらに香港(71位)、そして昨年の大統領逮捕後の政治的安定を取り戻して2つ順位が上がったソウル(77位)が続いた。東南アジアのその他の主要都市では、クアラルンプール(85位)、バンコク(133位)、マニラ(137位)、ジャカルタ(142位)となり、中国は、上海(103位)、北京(120位)、広州(122位)、深セン(132位)となった。
南アジアでは、インドのニューデリー(162位)、ムンバイ(154位)、ベンガルール(149位)の総合ランキングの順位は昨年から変動はなく、コロンボ(138位)が最高位となった。
ニュージーランドとオーストラリアは、オークランド(3位)、シドニー(11位)、ウェリントン(15位)、メルボルン(17位)が今回も上位となり、20位以内の順位を維持した。
個人の安全度ランキング
東アジアおよび東南アジアの都市ではシンガポール(30位)がアジアで最高位となり、プノンペン(199位)が最下位となった。中央アジアのアルマトイ(181位)、タシュケント(201位)、アシガバート(206位)、ドゥシャンベ(209位)、ビシュケク(211位)では安全度は引き続き課題となっている。


日本で生まれ育った人にとっては、日本が上位を占めているイメージもあると思いますが、意外にそうじゃないそうです。

っていうのと、神戸が東京に並んで国内トップというのは、うれしいですねぇ。

◆関連リンク
マーサージャパン – 公式サイト

 

この記事を書いた人

カズマ

神戸ジャーナル 編集長

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