神戸市が民間の保育士確保策を強化。全国最高水準の待遇になるみたい

保育士 イメージ

神戸市は2021年から2年間、保育ニーズの増大を見越して民間の保育士確保策を強化するそうです。給与とは別に支払う一時金を増額し、市外から転入した保育士の家賃補助も引き上げるとのこと。

神戸市は保育人材の確保策を強化するため、これまで月額8万2千円の家賃補助を行ってきました。また、保育士の定着を促す一時金の給付も開始し、2018年には給付額を勤続7年で合計160万円にまで引き上げていました。

今回の施策強化により、勤続7年目まで分割で給付する一時金の総額が合計160万円から170万円転入者への家賃補助が月額最大8万2千円から10万円引き上げられるとのことです。これは全国でも最高の水準に当たるようです。

その他のサポートも継続して行われます。ポイントは「6つのいいね」

 

 

神戸市のサポート「6つのいいね」

給料がいいね 7年間で最大170万円の一時金
対象の施設に保育士等として正規採用されると、7年間で最大170万円の一時金が支給されます。

家賃がいいね 月額最大10万円の家賃補助
神戸市在住で採用7年目以内の保育士等は、借り上げ宿舎の賃貸料等について月額10万円までの補助を受けられます。

奨学金にいいね 奨学金の返還費用を月5,000円まで補助
神戸市在住で採用7年目までの保育士等は、奨学金の返還費用について月額5,000円までの補助を受けられます。

保育料がいいね 働く保育士の子どもの保育料が1年間無料
新たに勤務する、または産休・育休から復帰する保育士等は、子どもの保育料について月額54,000円までの補助を受けられます。

パートにもいいね パートとして復帰すると10万円の一時金
パート職員として朝夕や休日などを含む勤務を行う場合に、10万円の一時金が支給されます。

学びにいいね 資格取得にかかる費用を半額補助
保育士試験に合格し、保育士証の交付から1年以内に勤務する場合、資格取得にかかった費用の半額(上限15万円)が補助されます。


神戸市内の待機児童は2020年4月時点で52人ですが、2022年度には保育を希望する乳幼児数が約2万9400人とピークを迎えることが予想されています。さらなる保育士を確保し定着を促すことで、待機児童ゼロを確実なものにしたい考えのようです。

子育て支援の充実で、少子化はもとより保育士を含め誰もが働きやすい環境になることを期待しています。

◆関連リンク
神戸市 – 公式サイト

 

この記事を書いた人

かすみ

家族で食べ歩いたり踊ったりしています。

ライター一覧

コメントを残す

日本語が含まれないコメントは無視されます。コメントは承認後に表示されます。良識のあるコメントを心がけ、攻撃的な表現や他人が傷つく発言は承認されません。