蜷川実花の『作品展示』が神戸の水族館「アトア」で行われるみたい。日本最大級の球体水槽が舞台に

神戸の水族館「AQUARIUM×ART átoa(以下アトア)」で、「蜷川実花 with EiM」 が手掛ける、水槽を使ったインスタレーション作品展示が開催されます。

蜷川実花 with EiM 共鳴するアクアリウム

2025年8月29日(金)~11月3日(月)
 átoa館内3階PLANETS


神戸市中央区新港町7-2

今回の企画は、アーティスト蜷川実花氏と、大阪・関西万博テーマ事業プロデューサー宮田裕章氏、各分野のスペシャリストが集い結成されたクリエイティブチーム「EiM」が手掛けるインスタレーション作品展示です。

インスタレーション作品とは、空間全体を使った体験型の芸術で、鑑賞者がその場に入り込むような感覚になるんだとか。

展示期間中はアトアの入場料金が特定日料金となり、入場券の前売販売は6月30日(月)から開始されています。

また、多くの学生にアートに触れてほしいという想いから、期間限定で「中高生」向けの料金区分があります。蜷川実花氏とEiMによる幻想的な世界観を体験してもらい、アートや表現の可能性に出会うきっかけになってほしいという想いがあるんだとか。


通常時のPLANETS 奇跡の惑星

今回の展示会場は、アトア館内3階の「PLANETS」で、ここには直径3mの球体水槽(日本最大級)「AQUA TERRA」だけが置かれ、薄暗がりの空間の中に色鮮やかな魚たちが優雅に泳いでいます。

生命が存在した「奇跡の惑星」を表現したこの世界は宇宙や深海の神秘性を連想させるようで、アトアにおいて一番の写真スポットみたい。

この空間を舞台に新たに創り出される「蜷川実花 with EiM」の表現の世界は楽しみですね。

開催期間
2025年8月29日(金)~ 11月3日(月)

会場
átoa館内3階PLANETS

観覧料
観覧にはatoa入場料が必要

入場料
大人2,800円/中高生2,400円/小学生1,600円/幼児600円/3歳未満無料
※展示開催場所含むすべてのゾーンの観覧が可能です
※展示期間中は特定日料金になります
※通常入場料:大人2,600円/小学生1,500円/幼児500円/3歳未満無料

日付指定の前売券について
【8月·9月来場】
販売期間:6月30日(月)14:00~8月2日(土)9:59

【10月·11月来場】
販売期間:8月2日(土)10:00~8月28日(木)23:59

前売券 料金一覧


※お手帳割引は当日券のみが対象です
※中高生の事前購入の場合はゲートで身分証明を確認させていただきます。
※前売券の利用期間に関しては、企画展開催期間(8月29日~11月3日)までが対象の期間です。
※ペアチケットはイープラスで販売いたします。
※前売り券のキャンセル・日付変更はできかねます

前売券購入サイト
アトア公式サイトローソンチケットe+(イープラス)
※イープラスではさらにお得なペアチケットを販売します。

作品作りに関わったクリエイター


蜷川 実花 (にながわ みか)アーティスト

写真を中心として、映画、映像、空間インスタレーションも多く手掛ける。クリエイティブチーム「EiM(エイム)」の一員としても活動中。木村伊兵衛写真賞ほか数々受賞。2010年ニューヨークのRizzoliから写真集を出版。また、『ヘルタースケルター』(2012年)、『Diner ダイナー』(2019年)をはじめ長編映画を5作、Netflixオリジナルドラマ『FOLLOWERS』(2020年)を監督。これまでに写真集120冊以上を刊行、個展150回以上、グループ展130回以上と国内外で精力的に作品発表を続ける。個展「蜷川実花展with EiM:彼岸の光、此岸の影」(京都市京セラ美術館、2025年1月-3月)は、25万人を動員。現在、イタリア・ヴェネチアにて第19回ヴェネチア・ビエンナーレ国際建築展 日本館展示「中立点」関連展示として「蜷川実花展 with EiM: INTERSTICE」を開催中。最新の写真集に『EternityinaMomentvol.1‒3』(Akio Nagasawa Publishing & Case Publishing、2024年)がある。
【主な展覧会】
グループ展「I’M SO HAPPY YOU ARE HERE」Palais de l’Archevêché、2024年
グループ展「Tokyo : Art & Photography」アシュモレアン博物館、2021年‐2022年
「MIKA NINAGAWA INTO FICTION / REALITY」北京時代美術館、2022年
「蜷川実花展」台北現代美術館(MOCA Taipei)2016年


宮田 裕章(みやた ひろあき)プロデューサー、アーティスト

データサイエンティスト・慶應義塾大学教授。データサイエンスなどの科学を駆使して社会変革に挑戦し、現実をより良くするための貢献を軸に研究活動を行う。2022年より蜷川実花、ENZOらとともに結成したクリエイティブチームEiMにてプロデューサー、アーティストとしても活動している。専門はデータサイエンス、科学方法論、Value Co-Creation。データサイエンスなどの科学を駆使して社会変革に挑戦し、現実をより良くするための貢献を軸に研究活動を行う。専門医制度と連携し5000病院が参加する National Clinical Database、LINEと厚労省の新型コロナ全国調査など、医学領域以外も含む様々な実践に取り組む。それと同時に、アカデミアだけでなく、行政や経済団体、NPO、企業など様々なステークホルダーと連携して、新しい社会ビジョンを描く。宮田が共創する社会ビジョンの1つは、いのちを響き合わせて多様な社会を創り、その世界を共に体験する中で一人ひとりが輝くという“共鳴する社会”である。

【社会的活動】
2025 日本国際博覧会テーマ事業プロデューサー
うめきた 2期アドバイザー
厚生労働省 データヘルス改革推進本部アドバイザリーボードメンバー
新潟県 健康情報管理監
神奈川県 Value Co-Creation Officer
国際文化会館 理事


桑名 功 クリエイティブディレクター(写真左)/上野 甲子朗 照明監督(写真右)

クリエイティブチーム 「EiM(エイム): Eternity in a Moment」
アーティストの蜷川実花と、プロデューサー・アーティストの宮田裕章、クリエイティブディレクターの桑名功、照明監督の上野甲子朗らで結成されたクリエイティブチーム。プロジェクトごとに多様なチームを編成しながら活動する。

【主な作品発表】
「蜷川実花展 Eternity in a Moment 瞬きの中の永遠」TOKYO NODE、2023‒2024年
「蜷川実花展 with EiM:儚くも煌めく境界」弘前れんが倉庫美術館、2024年
「深淵に宿る彼岸の夢」森の芸術祭晴れの国・岡山、満奇洞、2024年
「蜷川実花展 with EiM:光の中で影と踊る」南城美術館、2024年
「蜷川実花展 with EiM:彼岸の光、此岸の影」京都市京セラ美術館、2025年


今しか味わえない「蜷川実花 with EiM」が創り出す幻想的な世界空間をぜひ味わってみてください。非日常的な空間で、心に残る体験ができるのではないでしょうか。

◆関連リンク
AQUARIUM×ART átoa– 公式サイト

 

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