三宮・元町より15分ほど山側へ足を延ばした場所にある神戸北野ホテルでは「世界一の朝食」をいただきながら、特別な朝の時間を過ごすことができます。
「世界一の朝食」が神戸北野ホテルで楽しめることは、地元の人なら知っている人も多いと思いますが、近くだからこそ意外と食べたことがないという人も多いのではないでしょうか。
今回のテーマは、神戸・北野で朝活!「世界一」と呼ばれる理由を体感するとともに、春のお散歩で気持ちのいい朝の時間を過ごしていきます。
4月からリニューアルオープンした神戸北野ホテルは、入ってすぐの雰囲気なども少し変わっていました。
早速席につくと、テーブルにはカラフルなお料理が並べられていて、窓から心地の良い光が差し込みます。
やっぱり気になるのは5種類のジュース。こちらは『飲むサラダ』として提供されていて、毎日味わいが変わります。
どのグラスも複数の食材から作られていて、飲みやすい野菜ジュースがいろんな味で楽しめます。
フルーツや野菜をたっぷり摂れて、いかにも贅沢な朝です。
朝食に使われる食材はできるだけ地産地消にこだわっていて、メニューも時代の変化とともに少しずつ進化しているんだそう。
2段に積まれたボックスの中には、全部でパンが6種類。
クロワッサンはアーモンドパウダーとフランス製のバターを使って、香ばしく濃厚な味わいです。
せっかくなので、生ハムとバターをのせてオープンサンド風にいただきます。
お皿やカップもオリジナルのデザインを使用。よく見るとピンク色の文字でBLと書かれています。
実は、神戸北野ホテルの総料理長 山口浩氏の師匠ベルナール・ロゾワー師のイニシャルなんだそう。彼が当時提供していた「世界一と称される朝食」のレシピが、阪神淡路大震災後のホテル立て直しの際に、山口シェフへ公式に贈られたんだそう。
エッグカッターを使って頭の部分だけきれいに取り外せます。半熟卵にこだわりのお塩をかけて。
スプーンですくって口に含むと、トロットロの黄身の味わいの中に、粒のしっかりしたミネラル豊富な塩が存在感をもって感じられます。
パンのお供もたくさんありますが、特に感動したのは、いちごのコンフィチュール。
保存食としても重宝されるジャムですが、神戸北野ホテルでは長期保存を想定していないからこそ、継承されたレシピよりさらに進化したフレッシュな味わいが楽しめる工夫がされているみたいです。
シェフの「食に対する熱い想い」や「フランスとの食文化の違い」を知っていくと、おいしい!だけで留まらない食体験で心まで満たされます。
1時間半ほどかけて、じっくり朝食を楽しみました。朝食は9時~
宿泊しなくても朝食だけ食べにいけるので、たまには非日常の空間で1日を始めてみるのもいいのではないでしょうか。
そのままさらにあがって次なる目的地へ。途中、雰囲気のあるポストを発見。
街並みがレトロな雰囲気で、どこを切り取っても写真映えしますね。
西洋建築のようなゲストハウスを発見。街並みを楽しみながらさらにのぼっていきます。
ちなみに、結構坂道が急な場所もあるので、運動靴がおすすめ。
THE北野な場所へやってきました。コロナ明けで台湾などアジア圏の観光客の人が大勢います。
今回のもうひとつの目的地、北野天満神社へ。桜の木を頭上に望みながら、ラストスパートの階段を上がっていきます。
何ともフォトジェニックな写真が撮れるので、スマホで撮影する人が跡を絶たない様子。
学問や芸能、厄除けなどの御神徳がある神社のようです。「北野町」の地名は、この神社の由縁によるものなんだそうですよ。
お目当ての4月限定御朱印をゲット。御本殿と桜をモチーフにした切り絵の御朱印は、とても繊細でいろんな場所を背景に透かして、まじまじと眺めたくなる美しさですよ。
散策していると喉が渇いたので、神戸六甲牧場のソフトクリーム(スペシャルミルク)を食べながら街歩きを楽しみます。
コロナ禍で観光客が減ったせいか、テイクアウトスイーツのお店もぐっと減っていました。これから、インバウンドのお客さんも戻ってくることですし、新しいお店も増えてくることを期待したいですね。
このみ
花や夕焼け空を眺める時間が好きです。
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