写真は例年の様子
六甲山の夏の風物詩である『氷室(ひむろ)開き』が7月11日(金)に開催されましたが、扉を開けてみると中は「空っぽ」の状態だったそうです。
神戸市灘区六甲山町五介山1877-9
画像:2021年の記者発表資料より
六甲山にある展望台「六甲枝垂れ」では、毎年冬に施設の最深部にある「氷室」の中に氷や雪を入れておき、7月半ばになると扉を開放するのが恒例行事となっています。
その後自然に氷や雪が解けるまでの期間は、氷室を通った風が展望台内部の「風室(ふうしつ)」に取り込まれて、電力を一切使うことなく自然の力で夏に冷風を体験することができます。
しかし今年は氷室の扉を開けると、内部が空っぽになっていたのだそう。この夏の暑さで中身は解けてなくなってしまったとみられます。このような事態は14回目の一般公開で初とのこと。
画像:公式サイトより
そもそも氷室に納める物についても、例年は展望台の隣にある人工池で自然に作られた「氷」でしたが、ここ2年は暖冬の影響などにより六甲山スノーパークの「人口雪」が使われていました。
昔に比べると一年をとおして気温が上がっているので、今回のようなことが起こってしまうのも頷けます。
六甲ガーデンテラスは公式サイト上で「楽しみにお待ちいただいたお客様にはまことに申し訳ございません」と発表しています。
冷風体験は中止となりましたが、夏の六甲ガーデンテラスでは「巨大かき氷」や通常の約2倍量の「ソフトクリーム」も味わえるフェアが開催されてますので、こちらで涼むのはいかがでしょうか。
◆関連リンク
・六甲ガーデンテラス・ 自然体感展望台 六甲枝垂れ – 公式サイト
やよい
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