さて、この『英国館』、実は他の異人館とは異なり、夜の顔をもっています。これは昼間の1階の様子ですが、展示物は柵に覆われていて眺めるだけ。
ところが、夜になるとソファーにゆったり座ることができるようになります。それどころか、食べ物や飲み物を注文してくつろげるのです。
そんな『英国館』の夜の顔、それがイングリッシュパブ『KING of KINGS』です。17時から深夜まで営業していて、観光客にはフィッシュ&チップスなどがついたPasta Set(2,750円)が人気だそう。
KING of KINGS
【営業時間】17:00〜25:00(L.O)24:00
【定休日】日曜、祝日
【TEL】078-241-2338
夜の外観はこんな感じ。この見た目なら、異人館と思わずに入ってしまう人もいそうです。もし近所に住んでいたら、帰宅前の最後の仕上げは間違いなくここでしょう。
さすがはイングリッシュパブ。イギリスのバスペールエール(980円)などのビールや、シングルモルトウイスキーをはじめ、アルコールの種類も豊富に揃っています。
ここで約20年間にわたり、バーテンダーをしている安田さんにカクテルを作ってもらいました。
クラシックから1990年代までの映画をイメージした、安田さん考案の映画仕掛けのカクテルから一杯。
この「ローマの休日」(1,600円)は、映画のタイトル通り上品で愛らしいピンクのカクテル。
フランボワーズのお酒にミルクや生クリームなどが入った、まろやかな飲みやすさ。バニラアイスものっていて、デザート感覚で楽しめるカクテルでした。
夜のバータイムにも、イングリッシュガーデンや2階の部屋に行くことができます。うろこグループの異人館のチケット持参すると、テーブルチャージが無料になるのもうれしいですね。
夜のベーカーストリート駅。本当の駅だとちょっと怖いかもしれませんが、ここなら安心です。変わった写真を撮りたい人も、じっくり撮れるのではないでしょうか。
ロンドンタクシーもあったりして、イギリスにいるような気分が高まります。これで帰れたら最高なんですが、さすがにそこまでは望めないようです。
とはいえ、異人館という括りでは収まりきらない、バラエティ豊かな魅力を感じることができました。昼は観光客やホームズファンを楽しませ、夜は大人の雰囲気で食事やお酒を味わえる『英国館』。
神戸に住んでいるのに知らなかったという人もいるようなので、遠方からの友人や知人を案内することになった時などに、通な感じで教えてあげるといいのではないでしょうか。
スポット名 | 英国館 |
ジャンル | 博物館 |
料金 | 大人(中学生以上)750円/小人(小学生以下)100円/幼児無料 |
住所 | 神戸市中央区北野町2-3-16 |
電話番号 | 0120-888581(うろこグループビジターセンター) |
営業時間 | 9:30~17:00(10月~3月) 9:30~18:00(4月~9月) ※最終入館は混雑状況によって早まることがあります。 ※冬期・夏期の期間については変わる場合もあります。詳しくは『最新のお知らせ』をご覧いただくか、お問い合わせください。 |
定休日 | 無休 |
リンク | 公式サイト |
駐車場 | なし |
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神戸ジャーナル 編集部
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