画像:KOBE◆KATSU公式サイトより
今年6月から「神戸の地域のクラブ活動=コベカツ」の活動団体となる『コベカツクラブ』の2次募集が行われていましたが、その結果が発表されてます。
2次募集で新たに登録された件数は「473件」。1月~2月に実施された1次募集の登録クラブと合わせると、これまでに約1,000クラブが登録されました。
神戸市では、2026年8月までに平日・休日ともに学校単位での「部活動」がすべて終了し、9月には地域のスポーツ団体などを運営主体とする「クラブ活動」に移行することになっています。
平日も含めたクラブ活動の全面地域移行は、政令指定都市では全国初の試みなんだそう。概要などは以前の記事で詳しくご紹介しています。
今年1月~2月に行われた活動団体の1次募集では620件の申請があり、審査を経て85%にあたる「526件」が登録されたんだそう。526件のうち約7割がスポーツ系で、約3割は文化・芸術・その他の活動です。
さらに6月~7月に行われた2次募集では「473件」が登録される結果となりました。そのうちスポーツ系が243件、文化・芸術・その他が230件です。
神戸市によると、これまでに登録されたのは「約1,000クラブ」で、これは現在の部活動「約1,100部」と同程度の数。

第2次募集前までにあった地域や種目における偏りは一定解消されており、多くの学校においては、生徒が在籍校または近隣校で、現在部活動で取り組んでいる種目・活動を選択できる状況にあるんだとか。
さらに現在の部活動になかった新種目や気軽に取り組める活動など、バラエティに富んだ活動から選ぶことが可能になります。
昨年度に実施された児童(小学4~6年生)を対象とするアンケートで人気上位だった「ダンス」「クッキング」「プログラミング」などのクラブも多数登録されているみたい。
自分の地域で登録されているクラブの詳細(種目・クラブ名・月会費・活動頻度・場所など)については、神戸市の資料で確認できますよ。

クラブ確保に向けた新たな取り組みとして6月1から運用されているのが「コベカツ人材バンク」。これは「指導者を探している団体」と、指導を希望する「部活動指導員」「教員」をマッチングするサービスです。
現在までに、指導を希望する205人、指導者を探している55団体が登録してるそう。16件がマッチング済みで、神戸市は今後もマッチングを進めていくとのこと。
今後のコベカツクラブの確保については、地域ごとの実情を踏まえ、きめ細かく活動団体の確保・活動の充実を図っていくみたい。
そのためのニーズ把握を目的に、市内全中学校1年生を対象として、参加したい活動などを問うアンケートが実施されるそうです。
アンケートの結果も踏まえ、種目・活動のニーズなどを地域(学校)ごとに精査し、第3次募集では種目・活動場所を限定してコベカツクラブの公募が行われる予定です。
今年9月からは「コベカツ実証事業」がスタートします。
ラグビー、登山、料理、ものづくり、クラフト、競技かるたなど、従来の学校部活動にはない種目や活動を中心に、全市で18クラブが活動を順次始める予定。
参加対象は主に「中学1年生」で、週1回程度の活動となります。実証事業の詳細は、コベカツ専用ホームページでチェックできます。
今後は、2025年9月下旬ごろに地域ごと(学校ごと)の登録状況が公表されて、来年4月ごろから参加者の募集が始まるというスケジュールとなってます。
多くの子どもたちが自分のやりたい活動に参加できるようになればいいですね。
◆関連リンク
・KOBE◆KATSU(コベカツ) -やりたいことに、きっと出会える- | 神戸市 – 公式サイト
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