スタートアップと神戸市が協働する、国内自治体初の地域課題解決プロジェクト「Urban Innovation Kobe」を本格稼動

神戸市が、抱える8つの課題の解決に共に取り組むスタートアップを全国から募集しています。

起業・スタートアップ支援による神戸経済の活性化を目指す神戸市は、本市の地域・行政課題をスタートアップ(成長型起業家)・ベンチャー企業と市職員が協働して解決する国内自治体初の取り組みであるプロジェクト「Urban Innovation Kobe(アーバンイノベーション神戸)」を、昨年度の試行実施を経て、今年度より本格稼働。

4月26日(木曜)~5月20日(日曜)の期間、神戸市が抱える8つの課題を解決するスタートアップを全国から公募します。

審査により選ばれたスタートアップと市担当職員は約4か月の期間、共同開発を行い、市民によるテスト利用や市役所業務の中での試行導入・実証実験を経て、10月末の完成を目指します。市民サービスの向上と新産業の創出を実現するサービスの開発を共に目指すとのこと。


区役所の窓口業務の効率化に取り組む


地域コミュニティ交通の予約システムの開発に取り組む

「Urban Innovation Kobe(アーバンイノベーション神戸)」公募概要

プロジェクトへの応募対象者
ITを活用した地域・行政課題の解決と新ビジネス・サービスの創出を目指すスタートアップ

募集テーマ(課題)
①神戸都心部における約8万4千世帯のソーシャルネットワークの構築
②行政窓口をスムーズに案内できるツール -区役所UX/UI改善実験-(※UX/UI … サービスや製品の顧客から見た使いやすさ)
③毎月手作業で行っているレセプトチェックの自動化実証 -神戸市で250万件あるレセプト業務の効率化-(※レセプト … 医療機関が市町村等の保険者に提出する月ごとの診療報酬明細書)
④子育てイベント参加アプリの実証開発
⑤20歳の女性に届けたい 子宮頸がん検診 無料クーポン実証実験!
⑥地域統合バスロケの整備実証実験(※バスロケ … バスの位置情報をスマホやパソコン等に情報提供するシステム)
⑦地域コミュニティ交通の予約システムの実証開発
⑧革新的プロモーションツール実証実験 三宮再整備

募集期間・応募方法
・募集期間 2018年4月26日(木曜)~5月20日(日曜)
・応募方法 公式サイトから応募してください。

参加チームへの支援内容
・採択数(予定):5テーマ ※各テーマ1チームを採択
・支援メニュー
①市担当部署とのサービス開発に向けた打ち合わせ(週1回程度)
②実証実験の実施協力
③開発のための支援金提供(金額はサービス内容により決定、上限50万円/チーム)

スケジュール(予定)
4月26日~ :応募受付開始
5月20日 :応募締め切り
5月20日~6月初旬 :第一次選考(書類審査及び面談)
6月初旬 :ブラッシュアップセッション(提案内容への改善指導)
6月中旬 :最終選考会
6月中旬~10月中旬 :スタートアップと市担当職員との共同開発
試行導入・実証実験
10月末 :成果発表会

関連するワークショップ開催のお知らせ

クロスメディアイベント「078」において、本プロジェクトと連動した課題発表会+特別ワークショップを開催します。

このワークショップでは、市の担当職員による課題テーマについての発表を行うほか、募集テーマの内容をより深く理解するために市職員と議論する機会を提供します。

Urban Innovation Kobeにご興味があるスタートアップ、起業家候補の皆様はぜひご参加ください。

「×Techで神戸を舞台に社会実験」トライアルワークショップ
【日時】2018年4月27日(金曜)12:30~13:50
【場所】KIITO デザイン・クリエイティブセンター神戸 「303」(神戸市中央区小野浜町1-4)
【参加費】無料
【申込方法】こちらのWEBサイトからお申込ください。
※本ワークショップ参加は「Urban Innovation Kobe」プログラム応募の必須条件ではありませんが、課題を抱える職員から直接課題の内容を聞くことにより、理解が深まるチャンスです。応募を考えている方はご参加をお勧めします。

お問い合わせ先

Urban Innovation Kobe運営事務局(特定非営利活動法人コミュニティリンク内)
E-mail:urban_innovation_kobe@communitylink.jp

◆関連リンク
Urban Innovation KOBE – 公式サイト

 

この記事を書いた人

カズマ

神戸ジャーナル 編集長

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