生き物の写真を撮影すると独自のAIが種類を判別するスマホアプリ「Biome」と神戸市が連携し、神戸市で確認されている外来種や、大量発生が危惧されるカメムシなどの生物を対象にした市民参加型の調査を実施中です。
夏休み生きものクエスト2024~神戸で夏の生きものさがし~
2024年6月1日(土)~8月31日(土)
神戸市全域
都市近郊に里山が広がる「神戸市」では、生物多様性を守り、育てるために、3つの戦略を軸にした「KOBE里山SDGs戦略」を策定しています。
一方で、外来生物による生態系や樹木への被害も発生しており、被害を早期に発見することが重要なんだとか。
今回行われる「夏休み生きものクエスト2024」は、神戸市全域を対象にした生物調査で、手持ちのスマホにアプリ「Biome」をインストールすると参加できます。
対象となるのは、里山の指標となる生き物/神戸市で確認されている外来種/神戸市でよくみられるカメムシの合計15種類。
対象の生き物を見つけたら「Biome」を使って写真を撮影し、投稿するという流れみたい。
ちなみに昨年の夏休みにも実施されたそうで、その調査結果が公開されていました。
調査には372人が参加し、総発見数は730件、うち調査対象の情報は568件に上ったそうです。
里地里山の生き物の分布図を見ると、市内全域にいろんな生き物が生息していることがわかります。
外来の生き物調査では、カメムシの発見数が100件を超えたようです。
今年も県内全域で「果樹カメムシ類」が大量発生していて、7月下旬まで続くと予想されているので、たくさん発見されるかもしれませんね。
調査期間
2024年6月1日(土)~8月31日(土)
対象エリア
神戸市全域
調査対象
里山の指標となる生きもの
カブトムシ/コクワガタ/ヤマトタマムシ/ハグロトンボ/ミンミンゼミ/ミナミメダカ/ニホンアマガエル/ニホントカゲ
神戸市で確認されている外来種
ツヤハダゴマダラカミキリ/クビアカツヤカミキリ/オオキンケイギク
神戸市でよくみられるカメムシ
ツヤアオカメムシ/チャバネアオカメムシ/クサギカメムシ/キマダラカメムシ
アプリ「Biome」では、独自のAIが種類を判別するため、生き物に詳しくなくても気軽に調べることができるみたい。図鑑機能もあるので、お出かけ先で出会った生き物の記録としても残せそうですね。夏休みの子どもとのおでかけに、生物調査に参加してみてはいかがでしょうか。
◆関連リンク
・スマホアプリを利用した夏の生きもの調査 – 神戸市
・いきものコレクションアプリBiome(バイオーム) – 公式サイト
あさみ
「今年こそダイエット」が口癖です。
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