【関西国際大学 連携プログラム】学生による記事配信です。
【取材/記事執筆】
関西国際大学 社会学部 林澪奈
(ソーシャルメディア論/担当教員:社会学部社会学科 准教授 永井 純一)
皆さんは、外国人の友達が欲しいと思ったことはありませんか。この記事では、神戸にいながら外国人と交流できる場所について紹介します。
私がこの記事を書こうと思ったきっかけは、自分が外国人学生と関わる機会が少ないため、自分に新しい価値観を取り入れる機会が少ないと思ったからです。近年のインターネットでの情報受信では、自分の関心のあるトピックしか表示されないため、新しい価値観を取り入れにくく、自分の意見は正しいと絶対化してしまうことが多いです。自分の価値観が固定化されていくと、偏見や差別の原因になります。偏見や差別がない社会は、多様な人が住みやすい街神戸を作るために必要だと考えました。
私が訪れたのは、長田区にある神戸国際コミュニティセンター(KICC)です。ここは、神戸の国際都市としての発展をめざし、新長田に本部を置く交流センターです。そして、市民の国際交流の促進、多文化共生の推進、留学生支援、国際協力など、様々な事業に取り組んでいます。具体的には、在住外国人のキャリアサポートや、日本語学習支援などを行っています。
交流スペースの開館時間は、平日・10:00~20:00、土日・10:00~18:00 です。住所は、〒653-0036 神戸市長田区腕塚町5-3-1 アスタくにづか1番館南棟4F
イベントがない日は、無料で一階交流スペースが使えるそうです。ですが、外国の方と交流したい場合はイベントがある日を事前に調べて行くことをおすすめします。
大正筋商店街の一角にあるKICCと書かれた看板が目印です。
色々な人が入りやすくなるために、施設内は木材を基調としているのかなと思いました。スタッフさんは優しく、とても居心地が良かったです。
イス、机、コンセントやWi-Fiの利用が自由なので、グループでの勉強がしやすい場所でした。取材日が七夕直前だったので、短冊を書けるコーナーも付いていました。この交流センターを利用する、外国にルーツのある方や、近くに住んでいる子ども達が書いているみたいです。
素敵なメッセージが沢山あり、心が温まります。
取材で訪れた6月14日に「キッズ国際広場~エルサルバドルの紹介~」というイベントに参加しました。
スタッフのケビンさんが母国であるエルサルバドルについて小学生に紹介していました。エルサルバドルは、中央アメリカに位置し、スペイン語が公用語の、人口633.64万人(2022年)の小さな国です。面積は21,040平方キロメートルで、九州の半分です。
子ども達は真剣にケビンさんのお話に聞き入っていました。ケビンさんはとても気さくな方で、エルサルバドルが気になりました。
毎月イベントをしているようなので是非みなさんも行ってみてください。
今回のイベントに参加し、エルサルバドルについて知ったことで親近感が湧き、魅力を伝えてもらったことで、エルサルバドルという国を尊敬する気持ちが芽生えました。異文化交流を通して、自分の価値観が豊かになったのを感じました。
取材に協力してくださった方々、ありがとうございました。
ゲストオーサー
ライター一覧