
近年注目が集まっているICL(眼内コンタクトレンズ)手術。メガネやコンタクトレンズ・レーシック治療などに並ぶ「視力矯正のための選択肢」のひとつで、特に災害時の備えとしてより一層注目度が高まっています。
その一方、「ICL手術」は認定医のみができる手術なので、兵庫県内でも対応している眼科は限られているのが現状。
そこで今回は芦屋にある『えの眼科 西あしやクリニック』へ訪問し、医師から直接「ICL手術」について詳しく伺ってきました。
「手術の流れって?」「初診から術後までの費用は?」など、気になる「ICL手術」について分かりやすくご紹介します。
Index
・施設・サービス紹介
・どんな方が「ICL手術」を受けてるの?
・45歳を超えるとICL手術はできないの?
・術後の効果はどのくらい続く?
・医療機器における「こだわり」は?
えの眼科クリニックってどんなとこ?

「えの眼科 西あしやクリニック」は、JR甲南山手駅から8分ほど東へ歩いた山手幹線沿いにあります。
診療内容は一般診療だけでなく、白内障・網膜硝子体・緑内障・涙道・屈折矯正などの「手術」が日帰りでできる厚生労働省認定の先進医療実施施設で、「えの眼科 さくら夙川クリニック」と連携しながら診療を行っています。

開院は2020年12月。外観だけでなく院内も無垢材を使用し、外からの光が差し込む清潔感のあるクリニックです。
2007年4月に「えの眼科 さくら夙川クリニック」が開院。当時から手術の対応は行っていましたが、「手術センター」を設けた『西あしやクリニック』を新設して以降、手術は主に『西あしやクリニック』で行っています。
現在は西宮・芦屋と2つの「えの眼科」が存在しています。
どんな先生が診てくれるの?

初めての病院に行くとき、「どんな先生が診察するのだろう…」と気になりますよね。特に内科や歯医者の様に「かかりつけ」がないからこそ、病院選びに不安を感じる方も多いと思います。
今回足を運んだ『えの眼科』には合わせて9名の医師が在籍しています。

院長の繪野亜矢子先生は、眼科医として28年以上のキャリアで、「理事長」として現在のえの眼科 クリニックを牽引しています。
大阪にある眼科専門病院「多根眼科記念病院」で勤務し、網膜硝子体手術などの臨床経験が豊富。のちに手術センター長も務めます。
『えの眼科』では、白内障をはじめ、網膜や緑内障の手術を中心に行うほか、「ICL治療」にも13年以上従事しています。

藤田今日子先生は、えの眼科の常勤医として在籍し、幅広い治療に携わっています。
大阪医科大学出身で「高槻赤十字病院」など複数の病院・眼科にて27年以上の間多くの手術実績を積んできましたが、実は2人のお子さんを育てるワーママ。子どもの患者さんにも人気があるようです。
在籍ドクターそれぞれの専門性や得意分野を活かして、定期的なカンファレンスを実施。意見交換しながら、患者様に寄り添った診療が提供できる体制を取ることで、よりよい医療をめざしています。
眼科医から学ぶ「ICL手術」の気になるあれこれ

そもそも「ICL手術」は、眼内コンタクトレンズを使用して視力を矯正する治療法のこと。目の中に小さなレンズを挿入し「近視」を矯正します。
装着・メンテナンスの手間がかからないので、裸眼のように快適な生活を目指したい方にとって魅力的でもあり、さらに災害時に備えて興味を持つ人も増えています。
治療の気になるあれこれを先生に直接聞いてみましょう。
Q. どんな方が「ICL手術」を受けてるの?

Q. 45歳を超えるとICL手術はできないの?

Q. 術後の効果はどのくらい続く?

Q. 医療機器における「こだわり」は?また患者さんへのメリットは?

ICL治療の流れ(初診~術後)

ここからは「ICL治療」を進める上で、初診~手術・術後の流れをご紹介します。トータルでかかる「期間」や「費用」についても聞いていきます。

初診から手術日まで早ければ1ヶ月程度ですが、予約時に希望すれば来院回数を減らせるよう検査日と診察日をまとめてくれたりもするみたい。
ICL治療の流れ
1. 適応検査
ICLに適応しているかどうかを判断するために、目の状態をくわしく調べます。
2.術前検査(2回)
目の度数や大きさなどを2回測ります。目に挿入するレンズを選定します。
3.手術(全体で約30分)
(1)手術に先立って、点眼にて散瞳(ひとみを大きくすること)、麻酔の点眼も行います。
(2)洗眼・消毒をします。
(3)角膜の縁を約3ミリ切開してICLレンズを挿入して位置を調整します。
(4)縮瞳(ひとみを小さくすること)して手術は終了します。
4.術後(約30分)
院内で安静にして頂きます。
5.術後の定期検査
術後は、手術翌日・1週間・1ヶ月に検査を行います。その後は医師から指示されたスケジュールに合わせてご来院頂きます。
「ICL手術」は費用も決して安くはない分、事前に下調べをして「手術を決意して来院する方」も多いようです。もちろん一から相談に乗ってほしいという方もOK!

検査室はこんな感じ。2階フロアにすべてまとまっているので、複数の検査を少ない移動で行えます。

ICL手術を受けてみたいと思っている方の中には、「手術は怖い」「痛みが心配」と感じている方もいるかもしれません。
ゆっくり説明の時間もあるので、気になることはしっかり質問して万全の気持ちで臨めます。

気になる手術室はこんな感じ。クリニックの3階にあります。手術台は椅子タイプなので、仰々しい「手術室」という印象もありません。
手術時間は片眼約5分、両眼で約20~30分程度。
Q. 手術中・術後の痛みはどのくらい?

Q. 術後、生活への支障は?

(例)術後の生活の目安
・入浴&首から下のシャワー:翌日からOK
・軽い運動:3日目からOK
・洗髪&洗顔:4日目からOK
・歯科への通院:7日目からOK
・プールや温泉:14日目からOK
術後の回復状況には個人差があります。医師の指示に従ってください。
手術後の主な症状
・術後1週間ほどは炎症などにより、視力が変動する場合があります。
・夜間、暗い中で光を見たとき、まぶしさを感じる場合があります。

術後は「リカバリールーム」で少しの時間ゆっくり過ごし、その後すぐ帰宅できます。

えの眼科では、特別な場合を除いて手術後に送迎車でお宅や最寄りの駅までお送りすることがあります。手術後、不安を少しでも軽減できるようにと始めたサービスです。
送迎サービスはICL手術に限らず「内眼手術を受けた方が対象」なので、ご年配の方や近くに家族がいない方・車を持っていない家庭の方でも不便することなく自宅まで送り届けてもらえるのは、かなりありがたいサービスではないでしょうか。
※一部対象にならない手術もあります。

最後に、一番気になるところは費用面。手術費だけでなく、初診~術後の定期検診まで含めると想像より費用がかさんでしまうことって多いですよね。
「えの眼科」では、術前検査の2回目・手術費・診察(術後1か月間)がすべて価格に含まれているので、トータルの費用感をあらかじめ把握できるのは安心感があります。
ICL手術 | ICL手術(乱視用) | |
片眼 | 320,000円(税別) | 370,000円(税別) |
両眼 | 640,000円(税別) | 740,000円(税別) |
※ICL治療は公的医療保険が適用されない自由診療です。
※規格外の度数のICLはプライベートインポートになるため、価格が異なります。

『えの眼科』は、患者さんの気持ちに寄り添った丁寧な診察と、こだわりの検査機器を用いた的確な診断により、一人ひとりの症状や要望に合わせた治療を受けることができるのが強みです。
「ICL手術」が気になる人、視力矯正したいけど何が自分にあっているか悩んでいる人は、幅広い治療を行っている眼科を選ぶことで自分にあった治療を提案してもらえるのではないでしょうか。
診療時間 | 月 | 火 | 水 | 木 | 金 | 土 |
9:00 – 12:30 | ● | ● | ● | ● | ● | ● |
13:00 – 14:30 | 手術 | 手術 | 手術 | 手術 | ||
15:00 – 18:00 | ● | ● | ● | 手術 | ● |
【店舗名】 えの眼科西あしやクリニック
【ジャンル】 眼科
【住所】 芦屋市西芦屋町6-7
【電話番号】 0797-31-1144
【診療時間】 9:00~12:30 /15:00~18:00
【休診日】 土曜午後・日曜・祝祭日
【リンク】 公式サイト
【駐車場】 あり
※紹介した情報は、記事執筆時点の情報です。
※適応・効果には個人差があります。詳細は医師にご相談ください。
【取材・執筆】多田有紀(取材日:3月19日)
【広告主】スターサージカル株式会社
【広告協力】えの眼科 西あしやクリニック