神戸で猛毒のアリ「ヒアリ」が見つかった件で、新たな展開で、別のアリ「アカカミアリ」が約100匹見つかったそうです。前回ポーアイで「ヒアリ」が見つかったところから、東120メートルの場所です。
「アカカミアリ」の人体に関わる被害ですが、刺されると、アルカロイド系の毒によって非常に激しい痛みを覚え、水疱状に腫れる。ヒアリに比べると毒は弱く、死亡例はないとのことです。
経緯
・猛毒の『ヒアリ』が「神戸港」で新たに100匹くらい発見された模様。アスファルトの亀裂部分に – 神戸ジャーナル(2017年06月20日)
・猛毒の『ヒアリ』ってアリが「神戸港」経由で発見される。国内初確認。 – 神戸ジャーナル(2017年06月15日)
・猛毒の『ヒアリ』ってアリが「神戸港」経由で発見される。国内初確認。 – 神戸ジャーナル(2017年06月15日)
2017年5月26日に兵庫県尼崎市においてヒアリ(Solenopsis invicta)が輸入貨物コンテナ(1個)の内部で確認された事を受け、当該コンテナが一時的に保管されていた神戸港において緊急調査を実施していたところ、6月16日にコンテナヤード(PC18)においてヒアリが確認されたため、防除を実施するとともに、周辺での調査を実施していました。
今般、コンテナヤード(PC18)での調査で、前回(6/16)ヒアリが確認された場所から約120m東側の連続する亀裂2ヶ所において、新たにヒアリに似た個体が約100個体確認されたため、サンプルを採取するとともに、殺虫剤を散布して殺虫処理し、確認地点の消毒処理及びベイト剤の設置等を行いました。採取したサンプルは専門家に同定を依頼し、6月21日にヒアリではなくアカカミアリ(Solenopsis geminata)であることが確認されました。
今後の対応ですが、環境省や神戸市は、より範囲を広げて調査を実施していくとのこと。
カズマ
神戸ジャーナル 編集長
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