現代アートの展覧会『六甲ミーツ・アート芸術散歩2023』今年も開催。各会場をつなぐ道沿いの展示など内容拡充

六甲ミーツ・アート芸術散歩2023 beyond

六甲山上で展開される現代アートの展覧会『六甲ミーツ・アート芸術散歩2023 beyond』が、2023年8月26日(土)から開催されるみたいです。

六甲ミーツ・アート芸術散歩2023 beyond

2023年8月26日(土)~11月23日(木・祝)10:00~17:00 ※会場により営業時間が異なります
六甲山上の各会場など


神戸市灘区六甲山町北六甲4512-145

「六甲ミーツ・アート」は、六甲山上の各施設を会場に、2010年から毎年開催されている現代アートの展覧会です。

六甲ミーツ・アート芸術散歩2023 beyond

14回目となる今年は、日本だけでなく海外でも活躍するアーティストが招待されるなど、さまざまな新施策を盛り込んで内容を大幅にパワーアップ。タイトルを『六甲ミーツ・アート芸術散歩2023 beyond』として生まれ変わります。

国際化が決まり、規模拡大に向けた整備が始まっている「神戸空港」や、2025年には大阪・夢洲で「大阪・関西万博」が開催されることを見据えて、「関西を代表するアートイベント」に成長することを目指しているそう。

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2023年5月11日
六甲ミーツ・アート芸術散歩2023 beyond

芸術祭の象徴となる拠点エリアの整備では、「ROKKO森の音ミュージアム」をこの芸術祭の拠点に設定。「SIKIガーデン」を拡張した「野外アート作品エリア」が新設されます。

一部作品を会期終了後に展示して、会期外でもアート作品を鑑賞できる場になるそうです。

六甲ミーツ・アート芸術散歩2023 beyond

各会場を徒歩で移動しながら楽しめる「トレイルルート」を設定したトレイルエリアも新設。今まで以上に徒歩での作品鑑賞が楽しめるようになります。

子どもたちが現代アートに触れ合える機会の創出にも力を入れているんだとか。

六甲ミーツ・アート芸術散歩2023 beyond

ワークショップなどの参加型作品や「1日キュレーター」などの新企画を通じて、自然のなかで子どもたちが現代アートに触れられる機会を増やすそう。次世代の文化芸術の担い手や支え手を育てていく取り組みです。

土・日・祝日の夜間には、「ROKKO森の音ミュージアム」「六甲高山植物園」で作品を鑑賞できるひかりの森~夜の芸術散歩~も実施予定。有料会場をお得に巡ることができる「鑑賞パスポート」も販売されます。

主な出展アーティスト・展示作品

六甲ミーツ・アート芸術散歩2023 beyond

椿 昇さん

六甲ミーツ・アート芸術散歩2023 beyond

自らタイトルを命名したアメリカでの展覧会「アゲインスト・ネイチャー」に参加するなど、世界を舞台に活動中。「退蔵院襖絵プロジェクト」、「ARTIST‘S FAIR KYOTO」などを構想してディレクターに就任し、アートの自立市場構築に取り組んでいます。

六甲ミーツ・アート芸術散歩2023 beyond

川俣 正さん

六甲ミーツ・アート芸術散歩2023 beyond

28歳の若さで第40回ヴェネツィア・ビエンナーレの参加アーティストに選ばれ、その後もさまざまな国際展で高い評価を獲得しています。現在フランス・パリを拠点に、欧州・アジア地域で活動中。

六甲ミーツ・アート芸術散歩2023 beyond

中﨑 透さん

六甲ミーツ・アート芸術散歩2023 beyond

言葉やイメージといった共通認識の中に生じるズレをテーマに、自然体でゆるやかな手法を使った作品を手がけるアーティストです。パフォーマンス・映像・インスタレーションなど、形にこだわらず制作しているそう。

六甲ミーツ・アート芸術散歩2023 beyond

船井 美佐さん

六甲ミーツ・アート芸術散歩2023 beyond

「楽園」と「境界」をテーマに、絵画によるインスタレーションを制作するアーティストです。線描による即興のドローイングや、シェイプドキャンバスと鏡によって空間を構成するシリーズがあり、見るものがイメージの境界に入り込むような空間を作り出すそう。


会期
2023年8月26日(土)~11月23日(木・祝)
※会期中無休。ただし六甲山サイレンスリゾートのみ8月~10月の毎週月曜日休業(月曜・祝日の場合は火曜に振替休業)。

時間
10:00~17:00
※会場により営業時間が異なります。17時以降も鑑賞できる作品があります。

会場
ROKKO森の音ミュージアム/六甲高山植物園/六甲ガーデンテラスエリア/六甲ケーブル(六甲ケーブル下駅・山上駅・天覧台)/トレイルエリア/風の教会エリア/六甲有馬ロープウェー六甲山頂駅/兵庫県立六甲山ビジターセンター(記念碑台)/六甲山サイレンスリゾート(旧六甲山ホテル)
※会場は変更となる可能性があります。

関連イベント「ひかりの森~夜の芸術散歩~」
【会期】2023年9月23日(土・祝)~11月23日(木・祝)のうち土・日・祝日の夜間
【開催時間】17:00~20:00
【会場】ROKKO森の音ミュージアム/六甲高山植物園
【料金】

六甲ミーツ・アート芸術散歩2023 beyond

※大人(中学生以上)、小人(4歳~小学生)。
※有料会場(ROKKO森の音ミュージアム/六甲高山植物園/風の教会エリア(旧六甲スカイヴィラ除く)/トレイルエリア(新池、バンノ山荘))に、それぞれ会期中1回入場できます(当日は再入場可)。
※「ナイトパス付鑑賞パスポート」は、有料会場への入場と「ひかりの森~夜の芸術散歩~」会場への入場がセットになったパスポートです。

問い合わせ
六甲山観光/六甲ミーツ・アート芸術散歩2023 beyond事務局(TEL:078-891-0048)

六甲山の秋の風物詩ですね。現代アートを身近に感じられるこの機会に、六甲山の秋を楽しみながら巡ってみてはいかがでしょうか。

◆関連リンク
六甲ミーツ・アート 芸術散歩2023 beyond – 公式サイト

 

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1 個のコメントコメントを残す
  • えなりかずきち

    新設のトレイルルート、六甲山上バスのルート上にない風の教会エリアを通るルートにすればいいのに。
    全部見たい人にとっては、六甲ケーブル駅から森の音ミュージアムをトレイルルート使っても、サイレンスリゾートや記念碑台会場に行くのに結局バス乗らないと時間かかりそう。
    六甲山ミーツアートに限った話じゃないけど、会場間を回るアートイベントは回を重ねるごとに会場増やすことは喜ばしいことである反面、参加者が効率よく移動できることも考慮して欲しい。

    2023年7月9日8:57 PM 返信する