
大正時代に建てられた伝統的建造物の『トーセン邸』が、何らか活用されるかもしれません。
神戸市中央区北野町2-13-15
北野エリアの中でも山側にある『旧トーセン邸』は、以前からマンション建設計画の看板が設置されるなど、存続は難しいと思われていた建物。
今年夏頃に工事の動きがあり、ついに解体されてしまうのか?と心配していました。

10月に入り、読者の方から「きれいになってた!」と情報が届いたので確認しに行ってみました。
確かに、3か月前と比べて「ツタ」がなくなり、窓枠や柱、扉などが塗りなおされてるように見えます。

工事のお知らせも貼り出されていて「補修工事を行っております」とはっきり書かれていました。現地では、引き続き出入り口周りなども作業が行われているもよう。
補修工事後どう活用されるのかなどは、まだ情報がありませんが、ひとまず「伝統的建造物」が維持されるのはよかったですね。

息が上がるほどの急な坂を上った場所にあるだけに、海も街も見渡せる『旧トーセン邸』、これからどんな道を歩んでいくんでしょうか。
北野エリアでは、この場所から少し東へ行った「旧山口邸」の敷地に、王子動物園から「旧ハンター邸」を移築させることも検討されてます。
歴史ある建物を活用して、北野にも新たなにぎわいが生まれていくといいですね。
カオル
とりあえず「食パン」を買う人です。
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